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2000/02/16
小渕首相株疑惑解明で江田PT座長が講演
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 民主党「小渕総理・株疑惑解明プロジェクトチーム(PT)」の江田五月座長と小 川敏夫委員(ともに参議院議員)は16日、日本外国特派員協会に招かれ、総理大臣 秘書官の古川俊隆氏がNTTドコモの未公開株を不正に取得したのではないかとされ る疑惑について講演し、「疑惑解明に向け、PTを中心に全党を挙げて努力する」と 決意を表明した。

 江田座長は、「もっとも気になるのはドコモ株が急騰したこと、その株を首相の関 係者が2人購入していることだ」と指摘。そのうえで、(1)首相の兄である小渕光平 氏と古川秘書官が600万円程度の元手で手に入れた株が現在は約70億円になって いること。(2)のちにNTTドコモ株に化ける上毛通信サービスが幾度かの合併を経 ていることを挙げ、「ある種の政策決定がおこなわれてきたと推測される。郵政族の ドンである小渕総理が政策決定に関与し、あるいは政策決定を知る立場を利用し、巨 億の富を形成していったのではないか。このような行為はグローバル・スタンダード からは大きく外れるのではないか」と問題提起。「私たちはこういう人がサミット開 催国の議長を務めることに耐えられないとの立場で、この事件を問題にしている。巨 億の富を手にしながら、“世界一の借金王”と居直っている小渕総理の政治的責任を 厳しく追及する」と決意を表明した。

 鳩山代表も同日の定例会見で、「総理が答えられないなら、本人の出席を求めざる を得ない。野党3党の協力で、証人喚問の実現を図っていく」と述べた。

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