民主党は22日午後、日本共産党、社会民主党、無所属議員と共同で「民法の一部を改正する法律案」(下記ダウンロード参照)を参議院に提出した。民主党からは法務委員会理事の千葉景子議員、神本美恵子『次の内閣』ネクスト子ども・男女共同参画担当大臣が事務総長室を訪れ、法案を手渡した。
提出後の記者会見で千葉議員は、「内容はご承知の通り」としたうえで、法案には(1)選択的夫婦別姓制度の導入、(2)婚姻適齢を男女とも18歳とすること、(3)再婚禁止期間を100日に短縮すること、(4)非嫡出子の相続分を嫡出子と同一にすること――などが盛り込まれていることを明らかにした。
本法案は1998年以来、野党共同で衆参両院に提出してきたもので、参議院提出は今回が10回目となる。千葉議員は「与野党が参議院で逆転している状況のなかでは初めての提案。この法案を参議院で可決し、衆議院に出すことができれば」として、法案成立へ向けた意欲を改めて強調した。
あわせて、2006年12月の内閣府による世論調査等をふまえ、若い年代ほど選択的夫婦別姓に賛成する傾向が顕著であることにも言及し、そうした方々の思いも受け止めて、法案成立を目指していきたいと語った。
神本ネクスト子ども・男女共同参画担当大臣は、「家族形態、ライフスタイルも多様化しているなか、機は熟しすぎている」と述べ、法案成立への支援を求めた。
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