民主党は24日午前、参議院へ「石綿による健康被害の救済に関する法律の一部改正案」を参議院へ提出した。
直嶋正行政策調査会長は国会内で開かれた会見で、アスベストの被害者救済に関する民主党の議員立法を提出したと報告。党アスベスト問題対策チーム座長の田島一成衆議院議員は、石綿健康被害者の認定の申請前における治療に要した費用の支給、現行法の特別遺族弔慰金等及び特別遺族給付金の請求期限の延長、特別遺族弔慰金等の支給対象遺族の拡大、特別遺族給付金の支給対象遺族の拡大、石綿を使用していた事業所の調査及び公表、並びに救済制度の周知、検討条項の改正からなる法案の概要を説明した。
田島議員は、現行法の改正により迅速かつすき間のない救済を一刻も早く行いたいと表明。アスベスト対策の総合的な推進を求める立場から見直しが必要であることに言及し、改正を検討している与党側との協議についても前向きにとらえる考えを示した。
会見には他に福山哲郎参議院政策審議会長、岡崎トミ子『次の内閣』ネクスト環境大臣、ツルネン・マルテイ同副大臣、小川勝也、足立信也、中村哲治、大久保潔重、大石尚子各参院議員が出席した。
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