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2008/05/15
法案審議の遅れは与党の審議拒否によるもの 輿石参議院会長
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 輿石東参議院議員会長は、15日午後記者会見を行い、今後の国会対応や次期総選挙に向けた体制などについて、記者団に語った。

 同日、国土交通委員会で質問に立った感想を求められた輿石会長は、「退屈だからやってみた」とおどけて見せた。

 また会期末まで残り1カ月となった今後の国会対応について、「今国会提出された閣法79本の内、成立したのが49本で残りは次の国会でやればいいというような与党の考え方では我々は責任を持てない」と与党の投げやりな国会運営を批判した。

 加えて「閣法の審議が前に進まないのは民主党のせいだという声があるが、もう一度きちっと解明してほしい」と、与党が審議に応じないことで法案審議が進まない実態を指摘。あくまでも与党の策略で濡れ衣を着せられていると主張した。

 次に輿石会長は参議院の存在意義について、「参議院があるから、ねじれ国会と言われ、日本の政治も変わりつつある。自公政権には邪魔な存在かもしれない」との考えを示し、ねじれ国会であるがゆえに政治に緊張感が生まれるとの認識を語った。

 続いて、国家公務員制度改革法案に対する民主党の対応について問われた輿石会長は、「色々議論があって結構。その中で一つの考え方に集約していく。それが民主党の特徴である」と答え、具体的には現行の閣法の範囲では賛成することはできないとの考えを明らかにした。

 また次期総選挙に向けた参議院民主党としての選挙体制づくりの質問に、「党・会派として選対本部は既に立ち上がっている。山口2区の補選を見てもわかるように、参議院民主党としての選挙に対する取り組みの体制は整っている」と自信に満ちた態度で「解散はいつでも来い」と語った。

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