23日午前、国会内において第372回常任幹事会が開催され、当面の国会対応の方針を確認するとともに、衆議院神奈川県第16区補欠選挙の候補者の公認決定を行った。
会議は、小沢一郎代表が臨席し、川端達夫常任幹事会議長の司会の下に進められ、まず鳩山由紀夫幹事長が報告を行った。鳩山幹事長は、臨時役員会で共謀罪が強行採決された場合の徹底した対応を協議してあったが、河野衆院議長の裁定で強行採決がひとまず回避されたと述べ、教育基本法案の審議は拙速であってはならず、民主党の提出する日本国教育基本法案も時間をかけて議論する必要があると語った。
広中和歌子党パーティー実行委員長(副代表)は、「民主党パーティー 前進 2006」の式次第を報告した。渡部恒三国会対策委員長は、共謀罪について強行採決が避けられた経緯を説明した上で、今後は現場の法務委員会でしっかり議論していくべきだと述べ、また教育基本法についても確保運面から評価の高い民主党案を含めて、現場でしっかり議論していくべきだと述べた。平田健二参院国対委員長は、26日に行革推進法案の締め括り総括審議が委員会で行われること、しかしなおいくつかの重要かつ広範な内容を持つ法案が審議に入っていないので、与党は苦慮していると述べた。羽田孜最高顧問は、10日から13日にかけての中国訪問の報告を行い、特に日中関係の正常化の重要性を説いた。
次に報告・承認事項に移り、森ゆうこ組織総局長代理が支部の設立および代表者の変更について報告し、承認された。なお質疑の中で安住選対委員長より発言があり、支部の設立を承認する前提として、参院比例代表選挙の内定予定者についても常任幹事会で審議することになった。また、落選後の支部長のあり方について、論議が行われた。平野博文総合調整局長からは、海外派遣について報告し、承認された。
次に協議事項に移り、安住淳選挙対策委員長より、自民党議員の死去にともなう衆院神奈川16区補欠選挙の候補者について提案があり、決定された。決定を受けて後藤祐一候補者(写真右上)が挨拶に立ち、「官僚には限界があると感じて、政治をめざした。風頼みでない、自分の足で支持を集める選挙をしたい」と決意を語った。後藤候補者は、経済産業省に勤務し、地元の厚木高校の出身である。
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