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2008/05/22
菅代表代行、手塚・東京都第5区総支部長とともに街頭演説
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 菅直人代表代行は22日夕方、東京・目黒区の東急東横線自由が丘駅前で行われた街頭演説会で、政権交代実現に向けての決意を表明。伊藤悠・東京都議会議員の司会進行のもと、約1000人の聴衆が見守るなか、長妻昭『次の内閣』ネクスト年金担当大臣、蓮舫同副大臣、手塚よしお東京都第5区総支部長が参加、民主党への支援と理解を求めた。

 駅前には買い物や帰宅途中の主婦、学生、会社員など多くの人が早くから集まり、菅代表代行ら議員の姿を発見するやいなや拍手の大喝采。駅に降り立った人々は吸い込まれるようにその輪に入って足を止め、声援を送りながら演説に耳を傾けた。

 蓮舫議員は、「国民に負担を押しつける前に政府のムダ遣いを止めるべきである」と指摘。ムダ遣い解消へ「民主党に新しい政治を作らせてほしい」と呼びかけた。

 続いて長妻ネクスト年金担当大臣は盛大な拍手の中でマイクを握り、「民主党は国民が信用できる政府を作る」と表明。そのための政権交代であり、解散・総選挙だと強調した。また、先進7ヵ国中GDP比率で公共事業費が最も高く、医療費が最も低いのが日本だと指摘。「これを許していいのか」と語気を強め、国の形を変える必要性を訴えた。

 手塚総支部長は、昨年一児の父親になったと語り、「子どもたちのためにもまっとうな社会、未来をつくらなければならない」と主張。政権交代によって自公政権のでたらめな政治に終止符を打とうと呼びかけると、「そうだ」「がんばれ」などの声援に包まれた。

 演説会のラストを飾った菅代表代行は、後期高齢者医療制度を強行採決した小泉元首相に、説明責任を果たすべきであると主張。道路問題にも言及し、ムダ遣いを廃止したうえで必要な道路をできるだけ安く効率的に作り、新たに生まれた財源で医療等、国民が真に必要な政策に充てていく考えを示した。

 また、参議院で与野党が逆転したねじれ国会により、長期政権の弊害、福田政権が官僚中心の官僚内閣制であるとの実態が明らかになったとして、事実を覆い隠し偽りの政治を続ける自公政権を批判。「偽物を本物に置き換えるとき」と述べ、民主党政権を誕生させて偽りのない本物の政治を実現しようと訴えた。

 終了後、記者団の質問に応じた菅代表代行は 「まるで衆院選挙の最終日のような熱気だ」と興奮気味に話し、「ねじれ国会により“本当に変わるんだ”というリアリティがこの熱気に繋がっているのではないか」と分析した。

 後期高齢者医療制度については「最大の問題点は年齢による差別である」としたうえで、制度成立時の小泉元首相の説明責任を追及する姿勢を改めて示した。また、厚生大臣時代に原案をつくったのが小泉元首相であったとの一部報道にも触れ、「道路問題同様にオープンな場での政策論争を求めていく」とした。

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