鳩山由紀夫幹事長は25日、阿蘇市での街頭演説後に記者団に対し、水俣病患者の救済に向けた法案を今月中に参議院に提出していく考えを示した。
「我が党としての考え方はほぼまとめ上がっている」と語り、国の責任の問題について必ずしもはっきりしていない政府の考え方に対し、国の責任をしっかりと位置づけていくのが民主党案のひとつの特徴だとした。また、被害の程度に応じた賠償を行うべきだとの認識を示し、「一律救済というのはおかしい」とも述べ、参議院を舞台に可決にむけて力を尽くしていくと重ねて語った。
23日に参議院に提出した後期高齢者廃止法案(下記関連記事参照)をめぐっては、他の野党の協力も得て可決へ向けた議論を進めていく考えを示し、「今週、来週早々にも可決させる」と表明した。
同時に、国会審議のほかに、国民のみなさんの思い、怒りを受け止める機会をつくっていきたいとも語り、国会での法案審議、可決と並行する形で、国民との対話集会をもちたいとの意向を示した。
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