民主党は27日昼、衆議院本会議を前に国会内で代議士会を開催した。
冒頭、議院運営委員会筆頭理事の川端達夫副代表が議事運営の日程を報告した後、本日午前に提示予定であった国会同意人事案件の一部がもれて報道された件について、改めて14時の衆参合同代表者会議で人事案件は内示予定であるが、このような事態を招いた官邸サイドは「非常に軽率だ」と批判した。
その後、山岡賢次国対委員長が、終盤国会における国会日程の中でさまざまな問題を取り上げていく考えを改めて示した。
23日に参議院に提出した後期高齢者医療制度廃止法案については、「審議は参議院に任せている」としたうえで、与党側は衆議院送付を阻む手筈を考えているとの見方を示し、「場合によっては国民の声を代弁する方法をとらざるを得ない」と表明。国会審議と並行する形で、野党各党の党首クラス・最高顧問クラスが6月4日に巣鴨とげぬき地蔵通りに結集して国民に直接訴えることを報告した。
また、公務員制度改革への議論は、実務者レベルでかなり精力的に進んできたが、ここにきて「政府主導」から現状の「役人主導のまま」に巻き返しを図ろうとする政府の動きがあるとの見方を示し、「肝心なところが変わらないなら妥協する余地はない」と山岡委員長は指摘し、今日にも実務者協議、国対委員長会談等で決着をつける決意を語った。
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