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2008/05/30
ミャンマーおよび中国・四川支援へ 災害対策本部、東京・新宿で募金活動
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 岡田克也副代表を本部長とする「ミャンマー・サイクロンおよび中国・四川大地震災害対策本部」は30日午後、東京・新宿で、今なおその被害が広がっている両国の被災者救援のための募金活動を展開した。

 岡田本部長は演説のなかで、ミャンマー、中国両国について「まだ明かりが見えていないどころか混乱が深まっている」と、深刻な被害状況に言及。「ミャンマー政府は支援を受入れると表明しているが具体的な活動に至っていない」として、水すら得られない厳しい状況に対してさらなる支援の必要性を強調し、「アジアの一員として助け合っていこう」と協力を呼びかけた。

 また、最貧国であるミャンマーにおいては十分な食料、栄養が行き届かず、乳幼児の死亡率が高いことを指摘。「ただでさえ大変な状況なのに災害にあってさらに苦しんでいる」と述べ、支援活動への理解を求めるとともに、集まった義援金は現地で支援活動を行っているNGOに渡す考えを明かした。

 中国・四川大地震については、「テレビの映像を見るだけで大変さが伝わる」と、水、食料も十分に行き届かず、交通機関も分断されている被害状況を説明。日本の支援活動に対して中国の人々が感謝し、信頼関係が深まっているとの認識を示し、「隣国として皆さんの志を届けてほしい。大変な時こそ困っている人たちに対して同じアジア人として助け合っていこう」と訴えかけた。

 西村智奈美事務局次長は、地元・新潟が被災した際に義援金が届けられたことを振り返り、「額がどうこうよりも地域住民たちは『自分たちは見放されていないんだ』という力強いメッセージを受け取った」と、その存在の大きさを明示。「被災地の人々が自分たちの力で立ち上がれるためのサポートをしていきたい」と述べ、一日も早い復興に向けて支援活動を引き続き行っていく意向を語った。

 街頭演説は高山智司事務局次長の司会進行のもと行われ、小沢鋭仁事務局長、尾立源幸、大島九州男両参議院議員が参加。効果的な支援体制を整える必要性にも触れつつ、「皆さんの温かい気持ちを、心を届けてほしい」と協力を呼びかけた。

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