鳩山由紀夫幹事長は8日午前、秋田県湯沢市内で講演会を開き、、京野きみこ秋田県第3区総支部長と共に、会場を埋めたおよそ300人の支持者らを前に、後期高齢者医療制度、農業などについての講演を行った。
講演の冒頭、「全国の中で頑張ってほしい人のひとり」として、京野総支部長を紹介。地域での民主党の活動強化に向けて、お力をお寄せいただきたいと、支持を強く訴えた。
そして、「今日は日本の政治の現実を皆さんにお伝えさせていただいて、政権交代が必要だということを、皆さんに強く思っていただきたい」と、講演に訪れた趣旨を語った。その上で、後期高齢者医療制度について、「75歳を超えると突然医療制度が変わる。名前の付け方も悪いが、今まで(多く税金や保険料を)払ってきたというのに、(この制度のために)どれだけお年寄りの方の尊厳が傷つけられたか」と、お年寄り差別につながる同制度を厳しく批判。「この制度は本質的に間違っている」と、廃止に向けて全力で取り組んでいくことを強調した。
農業政策については、「小沢代表は、事あるごとに農業の重要さを指摘している」と話し、「農家への戸別所得補償制度を導入し、農業経営を続けていける環境を作り、食料自給率も100%を目指して努力をしていく」と、民主党は、農業を今後も最重要政策のひとつとして取り組んでいくことを表明した。
また、会場からの質問にも丁寧に答え、講演会の終了後には、京野総支部長と共に、支持者らとの握手や写真撮影会に笑顔で応じ、民主党への更なる支持を求めた。
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