鳩山由紀夫幹事長は8日午後、青森県十和田市内で開かれた「民主党にこにこ井戸端会議」に出席し、会場に集まった200名以上の支持者を前に、民主党の考える農業政策、弱者切り捨てに繋がる後期高齢者医療制度の廃止に向けた取り組みなどに関して講演し、民主党へのさらなる支持を求め、政権交代を実現しようと訴えた。
この集会には、青森県第3区の田名部匡代衆議院議員、青森県第2区の中野渡のりこ総支部長、田名部匡省、下田敦子、平山幸司各参議院議員も参加した。
集会で田名部匡代衆議院議員は、「今の政治を変えなくてはならない。苦しんでいる人たちのために今の(自公の)政治はだめだ」と、政治の転換を聴衆に求め、「もう我慢することは無い。ここで青森県の政治を変えることによって、国全体の政治を政権交代という形で変え、皆さんの声が、思いが届く政治を一緒に創って行きたい」と力強く訴えた。
中野渡総支部長は、「少子化が止まらない」と述べ、その背景には「20代、30代の若い人達が生活を築けない状況になっている。生活保護を受けなくてはならない人も増えている」と生活弱者が増えつつある問題を取り上げ、これらの問題を解決したいと語った。そして、「特定の地域に限ったことではなく、日本全国に共通した、子どもを中心にすえた政治を行って行きたい」と自らが志す政治のあり方を語り、その実現へ向けて民主党に大きな力を寄せてほしいと呼びかけた。
そして鳩山幹事長は、政治の世界はまだまだ男性中心になっているとの認識を示し、「男性中心だとむだ遣いや腐敗のはびこる政治になってしまう」と、女性の政治進出が大きな政治改革への一歩であるという考えを披露した。
また、自動車が必需品の地方ほど打撃が大きい、「信じられないほどの値段となっている」ガソリンの価格高騰の問題にふれ、「需要と供給とまったく関係の無いところで値段が決められてしまう、このアンバランスをどうにかしなくてはならない。マネーゲームを厳しくコントロールできないことは情けない話だ」と、投資家の買い占めなどにより、価格高騰が一段と進んでいる状況を問題視。政府のリーダーシップの欠如を厳しく指摘し、民主党が政権を取ったら、こうした点の解決に向けて率先してメッセージを発信していくことを表明した。
そして、政権を交代し、国民が主役となる政治を実現する為にも、民主党を応援してほしいと訴えた。
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