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2000/02/29
2000年度政府予算が、衆院を通過。民主党は反対
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●「政府予算成立で、失うのは世界の信頼。奪われるのは次世代の希望だ」海江田万里衆院議員が反対討論

 2000年度政府予算が2月29日の衆院本会議で、自自公などの賛成多数により可決され、参院に送付された。民主党は反対した。

 採決に先立ち、衆院本会議で反対討論に立った海江田万里衆院議員は、「小渕内閣が予算成立を強行して失うのは世界の信頼であり、残るのは巨額の借金である。それだけでなく、今度の予算が奪うのは次の世代の希望であり、残すのは現世代の無責任だ」と予算成立を急ぐ自自公の姿勢と2000年度予算の内容を厳しく批判した。

 海江田議員はまず、定数削減法の強行採決など異例ずくめとなった衆院での予算審議について「与党議員のみの代表質問は、時計が50年以上タイムスリップし、大政翼賛会の時代に戻ったようだった」と述べ、数を頼んだ与党の国会運営を批判。

 さらに内容についても、(1)歳入の約40%を国債発行でまかなう空前の放漫予算であること、(2)一般歳出48兆914億円の約2割が土木を中心とした公共事業費であること、(3)財政法上、問題がある「公共事業等予備費」を昨年に続いて計上していることなど、問題点を列挙。

 また、審議の過程で明らかになった首相周辺のドコモ未公開株不正入手疑惑や越智前金融再生委員長の手心発言にもふれ、「予算委員会の集中審議などでさらに真相解明に努める」との決意を表明した。

関連URL
  → 海江田万里議員の反対討論(全文)
 http://www.dpj.or.jp/news/?num=11150
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