小沢一郎代表は10日夕、奈良県奈良市内で連合奈良との意見交換会を開き、同会終了後、会見を行った。
はじめに次期総選挙に臨む態勢について、「今国会終了後、直ちに選挙態勢に入る。13日には全公認内定候補者が本部に集まり、具体的に話をして、全力で選挙に臨む」と、挙党態勢で取り組む姿勢を表した。
また秋口に招集される可能性のある臨時国会の時期にも触れ、「最終的には秋を迎える前に完全な陣立てを完了して総選挙に臨みたい」との考えを示した。
次に連合奈良との意見交換会の内容について質問を受けた小沢代表は、「公務員制度改革基本法の労働基本権の話や雇用、賃金の問題など、連合としての要請を中心にして意見交換を行った」と報告。
続いて国民新党との統一会派の考え方について問われた小沢代表は、「大事なものだと思っている。同意人事については幹事長をはじめ担当議員に判断を一任している」と答えた。
さらに他の野党との選挙協力の今後の進め方については、「他の野党との協力関係を構築することは非常に大事なことである」との見解を示し、できるだけ早く今国会中に都道府県単位で協議して、決めていくことが望ましいとの認識を述べた。
また、他の野党との政策の違いなどが協力関係にもたらす影響をあるかとの問いには、「協力態勢を維持することは大事なこと。意見の違いがあれば話し合えばよい」とはっきりと答えた。
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