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2008/06/12
小沢代表、連合山形と政治懇談 国民の生活を守る政治実現へ政権奪取を宣言
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 小沢一郎代表は12日午後、山形市を訪れ、連合山形の政治懇談会に出席し、民主党の考え方を改めて説明するとともに、連合山形からも意見、要望を聴くなど、幅広い意見交換を行った。

 小沢代表は冒頭の挨拶で、「昨年の参議院選挙で、皆さんに本当にお世話になった」と切り出し、「大きな目標であった参議院での与野党逆転を実現することができた」として、支援と協力に感謝を述べた。

 参議院選の結果、衆参逆転となったことが国政の停滞を招いているという政府・与党の発言については、「まったくそう思ってはいない。自民党の思うようにならなくなっただけ」と語り、野党が過半数を取らなければ通すことのできなかった法案がいくつもあるとの認識を示し、過半数を与えてくれた国民の皆さんに対し、可能な限りの結果を出してきたと表明した。

 また、「長い権力は必ず腐敗する。消えた年金、医療、ガソリン、防衛省、最近はタクシーによる官僚への接待問題など信じられないような実態が次々と明るみに出てきた。もし参議院で過半数を与えてもらえなかったなら、国民の目に触れないままに推移していったと思う」と述べ、過半数という大きな力によって、隠されていたことが明るみに出るという、「参議院での過半数の成果」を強調した。
 
 そして、私たちがみなさんに約束した「政治は生活だ。国民の生活を守れなくて何が政治だという本来の政治行政を実現するためには、衆議院選挙で政権を奪取する以外に方法はない」と語り、「次の総選挙に向けて、みんなで力を合わせていく。他の野党ともできる限り力を合わせていく。協力すれば間違いなく過半数を取れる」と表明。選挙協力の必要を説き、「とにかく日本に議会制民主主義を、政権交代のある緊張感あふれる、国民生活に目を向けた真剣に取り組む議会制民主主義を定着させたい。それが目標であり、私の思いだ」と、自らが取り組む政治目標を力強く語った。

 中国四川大地震についても言及し、「これは中国の政治制度の根幹に関係してくる。中国の政治制度にどう影響するか心配である。中国や半島で混乱が起きれば日本も大変なことになる。だからこそ日本に民主主義を定着させ、どんな事態が起きても政治が対応できえるようにしたいと思っている」と話した。

 最後に「ここで政治を変えることが日本の将来にとって本当に大事なことだと思う。総選挙は9月以降、年末から年初も含め、あと半年以内に決戦があると思う」と述べ、選挙態勢に移行していきたいとの考えを示した。

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