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鳩山由紀夫幹事長は１５日午後、山口県宇部市内で「Ｃｈａｎｇｅニッポン 政権交代に向けて」と題して講演会を開催。福田政権下の官僚任せの政治から国民の望む政治を取り戻すため、政権交代実現に向けた熱い思いを語った。また、地元山口県第３区の三浦のぼる総支部長が講演を行った。
鳩山幹事長はまず、４月に行われた衆議院山口第２区の補欠選挙勝利に言及。民主党の平岡秀夫議員の大差での勝利は、道路特定財源をはじめとする税金のムダ遣い、年金、後期高齢者医療制度など多くの問題に対して、国民の代表として、政治を変えてほしいとの声が集結した結果であったとの受けとめを示した。
そのうえで、参議院で福田首相の問責決議案を可決したにも係らず、それを無視しての国会延長、さらには後期高齢者医療制度廃止法案をめぐる審議を民主党が拒否していると吹聴する与党の横暴な姿勢を批判。世論調査で解散総選挙を求める声が４０％近くにも上っていることに触れ、「国民の声に応えるのが政治であり、無視し続ける総理、政治は長く続くはずがない」と指弾した。新たに発覚した財務省をはじめとする官僚の不祥事にも言及し、「官僚任せの政治から国民に信頼される政治を取り戻したい」と表明。中央官僚、国の権限を、財源を地域に戻すことで真の地方分権を実現させたいとの思いを語った。
これに先立ち、山口第３区の三浦総支部長が講演、若者の政治無関心に一石を投じたいとの思いを実現すべく、民主党の候補者公募をきっかけに２００５年に初選挙を経験したと自己紹介。次期衆院選挙に懸ける新たな決意を表明した。
三浦総支部長は、現在の自公政権には、日本という国がどのような国家を目指すのか、そのビジョン、方向性が見えないと指摘。「観光立国」という自論を紹介、少子高齢化社会の中では、少子化対策はもちろん即効性のある対策が必要であるとして、海外からの観光客等を招くことで定住人口は減っても交流人口を増やす形での国づくりを提案、経済を活性化させていきたいと語った。
講演会には、雨にもかかわらず約５００人が参加、最後は政権交代に向けてのがんばろう三唱でその思いを確認し、大盛況の中で締めくくられた。
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