民主党『次の内閣』
ネクスト外務大臣 鉢呂 吉雄
政府は、東シナ海のガス田開発問題について、北部海域における共同開発と、白樺(中国名「春暁」)への日本法人の出資による参加、他の海域については継続協議を行うことで、中国側と合意したと発表した。長年の懸案であった問題が、解決に向けて前進したものと評価したい。
しかし、今回棚上げにされた境界画定について、中国側は日中中間線を認めないとする従来の立場を変更していない。日中双方の法的立場を損なわないことを前提とした協力とは何か、条約締結に向けた交渉や共同開発の動向を注視していく必要がある。
また、残された問題についても、今後、様々なレベルで真摯に対話を続けていくことが、建設的な問題解決の道であると考える。政府は、昨年成立した「海洋基本法」に基づいて、日本側海域の調査・探査を進めるべきである。
以 上
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