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2008/06/20
「秋の陣(解散・総選挙)に備える」意思を確認 両院議員総会
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 両院議員総会が20日午後党本部で開かれ、解散・総選挙に向け、衆参一体で秋の陣に備えることを確認した。

 冒頭、小沢一郎代表が、この国会を振り返り、「参議院で過半数を我々に与えてくれた国民の皆さんの期待に100%とは言わないが、努力して十分に応えられたのではないか」と評価し、衆参の各々の議員の労苦をねぎらった。

 また、解散・総選挙について、「秋以降、中国、アメリカを含めて大きく変化する。外需頼みの経済、アメリカ頼みの外交という運営は困難になる。9月以降、暮れから年明けに総選挙は必ず行われる可能性が強い」としたうえで、「全員野球で政権を目指して頑張っていただきたい」と、選挙態勢を急ぐよう要請した。

 次に、鳩山由紀夫幹事長が報告に立ち、宮城・岩手内陸地震での犠牲者、被災者への黙とうを提案、全員で捧げた。鳩山幹事長は、小沢代表、岡田克也副代表が被災者への見舞い、視察のために直ちに現地入りしたこと報告。合わせて、党の対策本部でまとめた対策案の申し入れを官邸が門前払いにしたことについて、「一体どういう了見なのか、分らない。政権・与党としての資質を喪失しているのではないか」と糾弾した。

 さらに、この国会で68本の議員立法を提出したこと、また、民主党が主導権を握り、ハンセン病、被爆者援護などで14本の法案を成立させたことを報告。「誇りに思っていい」と高く評価した。そのうえで、「日本中でこうしたことを報告して民主党の存在感を示してほしい。政権交代への思いで頑張っていただきたい」と求めた。

 9月に予定されている代表選挙については、「粛々と進める」として、代表選挙の細部決定のために7月14日に両院議員総会を開くとした。

 羽田孜最高顧問が特に発言し、「問責決議を受けながら何もしない福田首相を日本人として恥ずかしい」として、総選挙での勝利を訴えた。

 最後に、輿石東参議院議員会長が、福田首相には1日も早い解散・総選挙を要求するとしたうえで、「この国会で二つのことを学んだ。一つは、第1党としての責任の大きさ。もう一つは会派の120人がまとまっていれば何も恐れるものはないということ。秋の陣へ全力を尽くす」と臨時国会、総選挙への決意を表明した。

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