鳩山由紀夫幹事長は21日午後、兵庫県西脇市を訪れ、高橋昭一・兵庫県第4区総支部長とともに講演し、集まった約1000人の支持者たちに、国民の声によって福田政権に解散・総選挙を求め、政権交代を実現するために次期総選挙に向けて、高橋総支部長への支援を訴えた。
はじめに鳩山幹事長が挨拶にたち、高橋総支部長について、阪神淡路大震災の際にボランティアを行い、またその中でもリーダー的役割を果たされていたことに触れ、「政治もボランティアである。金儲けのために政治をやるの議員が増える昨今、本当に政治に真っ正面から取り組んでいる仲間である」と紹介。
また鳩山幹事長は、「政治には若さや粘り腰が必要。そのためには若い高橋総支部長にこの西脇市の未来を作ってもらおうじゃありませんか」と訴えた。
次に鳩山幹事長は、「政治とは生活である」という当たり前の標語が当たり前ではなくなっている元凶の今の自公政権政治について、「小泉元首相の時に改革、改革と称して様々なことが行われたが、その結果、国民の暮らしが良くなっていかなければならないのに、一生懸命働いても生活がどんどん厳しくなり、福田首相になっても何も変わらない」と指摘。国民の暮らしを立て直すためには、「政権交代するしかない」と鳩山幹事長は断言した。
また鳩山幹事長は、「昨年の参議院選挙で第一党となったことで国民の皆さんの声が半分通るようになった。福田政権から新しい政権を作れという声を皆さんの力で、更に起こして頂きたい」と述べ、そのためには国民の大きな声で福田政権に対して解散・総選挙を求めることであると強く訴えた。
続いて高橋総支部長が挨拶にたち、冒頭、地場産業としての農業経営が疲弊していることを挙げ、民主党が掲げる戸別所得補償制度について、「この制度はすでに欧米諸国では行われているもので、小麦だけに限らず、農作物に輸出補助金をつけて、世界各国で競争力を高めている」と説明し、小泉内閣以来続く地方切り捨ての政治から何としても地域を守るためには地場産業を活性化させることが重要であると強く訴えた。
さらに高橋総支部長は、政府・与党の財政再建路線により、社会保障をはじめとする財源が足りないということを喧伝していることに対して、民主党が提案する2009年度の予算案を『次の内閣』の部門ごとに設定をし、日本のグランドデザインを描くことを提案。そのことで次の政権を担う政党としての自覚と実行力をアピールすると語った。
最後に本岡昭次元参議院副議長をはじめ集まった方々とともに総選挙勝利に向けて、ガンバロー三唱を行い、盛大な拍手の中、激励大会が終了した。
|