菅直人代表代行は24日午前、通常国会閉会後初めて開いた常任幹事会で挨拶、「通常国会では『全員野球』でよく頑張っていただいた。いよいよ秋から冬にかけて、天下分け目の戦いを迎える。連日、全国を遊説している小沢代表に負けず、夏の間、衆議院総選挙に向けて準備を怠らないでもらいたい。そのことをみんなで誓い合いたい」と述べ、総選挙準備に全力を挙げるよう指示した。
また菅代表代行は、今度の総選挙の歴史的意義について、「自民党対民主党の戦いにとどまらず、自民党に『大政奉還』を迫る戦いだ。官僚に簒奪されてきた主権を国民の手に取り戻す。それによって、官僚内閣制を国会内閣制、国民内閣制に変える。それを実現するのが今度の総選挙だ。自民党は口ではうまいことを言うが、官僚内閣制を支えてきた当事者である以上、改革はできない」と訴え、民主党政権の必要性を強調した。
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