民主党の菅直人政調会長は3日の定例会見で、新潟県警の不祥事に関し「責任を取るべきだ」として保利国家公安委員長と田中警察庁長官の更迭を主張した。あわせて警察追認との批判を呼んでいる5人の公安委員も自ら辞任するよう要求した。
菅政調会長は、「県警本部長らが新潟のホテルで飲み食いした料金について、田中長官は個人的に支払ったと答えているが、ツケ回しにされた疑いが強い」として、追及していく意向を表明。さらに国家公安委員についても「国会の人事承認事項だが、事前にオープンヒアリングを行って予定者の警察行政への姿勢などを審査する必要がある」と指摘、「問題になった関東管区警察局長の監査は役所が役所をチェックするもので有名無実だ」として、独立行政監査員制度の再提出を検討する考えを明らかにした。
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