岸本周平・和歌山県第1区総支部長は28日午前、鳩山由紀夫幹事長を和歌山市に迎え、市内で街頭演説会を開催。歩道からあふれるほどの大勢の聴衆を前に、民主党への支持を訴えた。
市内に到着した鳩山幹事長は、まず、神明神社を参拝後に、堀止商店街を歩いて遊説。かつて繁盛していた様子は影をひそめ、すっかり人通りが少なくなってしまった商店街で、商店主の皆さんなどから、商店街の深刻な状況などをじっくり伺った。あいにく、雨が降り出したが、鳩山幹事長は一軒一軒丁寧に歩いて回った。
午後から開催された講演会では、和歌山県連の藤本まり子代表の司会のもと、岸本総支部長がまず登壇。「政権交代の目的は二つ」だと述べ、第一は役人と自民党の政治家の癒着を断つこと、第二には過去の政策の失敗を素直に認めて大胆に政策転換を行うことだと訴えた。後期高齢者医療制度を例に挙げて岸本総支部長は、「立案して強硬採決した自民党に大胆な改善はできない」と指摘した。
続いて、鳩山幹事長は「霞が関で25年間、政策立案に携わり、財務省や内閣府で活躍した岸本総支部長だからこそ、政権交代の暁には、官僚制度にメスを入れることができる」と、岸本総支部長の経歴ならではの改革の手腕を改めて高く評価した。「あえて、政権交代のために民主党から出馬する彼の志を買ってほしい」と訴え、支持を求めた。
会場は500人を超える来場者であふれ、会場に入りきれない方のために、街頭演説用のスピーカーを設置して対応した。鳩山幹事長と岸本総支部長は演説終了後に、そうした参加者の皆さんと最後のお一人まで握手。参加者の皆さんからは「感動した。ありがとう」との言葉をいただいた。
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