鳩山幹事長は29日夕、中川おさむ・大阪府第18区総支部長とともに岸和田市を訪れ、地元の方々とふれあい、その後は中川総支部長主催の民主党演説会に出席した。
演説会で、中川支部長は、「政権交代がないから何をやっても絶対にバレないと思っている官僚が、国民の生活を無視してやりたい放題やってきた」と批判し、「消費税を上げる前に官僚の天下りと利権をなくすこと、国民負担の前に税金のムダづかいをなくすことだ」と訴え、この改革の実現は現在の与党にはできないと説き、政権交代の必要性訴えた。
続いて鳩山幹事長は、今後高齢社会となる日本の税収不足を補うためには、まず国民に負担を押し付ける増税ではなく、官僚主導の政治からなる税金のムダ遣いをまず改め、この改革を早急に進めていくためには政権交代しかないと説いた。
わかりやすい例えとして、居酒屋タクシー、マッサージチェアーはじめ、社会保険庁の事件や、ムダ遣いを列挙した鳩山幹事長は、「これをなくせば15兆円の財源が確保できる」との認識を示し、ムダ遣いの是正を行わないまま、増税だけを強いることは民意に反していると訴えた。
また、国民の5分の1の支持率に留まっている福田内閣に対し、国民の声として問責決議案を提出し、参議院で可決したと説明し、「解散・総選挙を早期に行い民意を反映するべき」と語り、国民に政治を取り戻さねばならないことを訴えた。
さらに、後期高齢者、道路特定財源の一般財源化、地方への税源移譲などの問題に関して意見を述べ、国民の目線に立って改革しなければならないことを訴え、近時の話題では、北朝鮮のテロ国家指定解除に関する一連の政府対応への疑念を示した。
最後に、政権交代にむけてまずは民主党の支持を広くいただきたいと求め、満場の拍手喝采で降壇した。
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