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2008/07/04
福田首相はサミットを花道に辞めるべき。それが国民にとって最も正しい形 幹事長が指摘
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 鳩山由紀夫幹事長は4日、奈良県北葛城郡王寺町で会見を開き、記者団の質問に答えた。

 同日の訪問の意図は何かとの問いには「何としても小選挙区で勝ってほしいという思いをお伝えしたく奈良3区に伺った」述べ、吉川政重総支部長の勝利に大きな期待感を表明。第1区においては馬淵澄夫議員が活躍し、第2区では推薦候補を立てているなかにあっては完全な新人という意味で現時点は唯一である吉川候補予定者を「まず奈良で皆様方にお披露目申し上げたく、今日は3区にしぼった」と述べた。

 また、同区の対立候補が親の地盤からすべてを受け継いだ二世議員であることにもふれ、「二世議員のような形で政治家が出てきたことが、日本の政治を歪めてきたのではないかと思っている」と指摘し、国としての力をつけていかなければならない状況にある日本にとっては二世議員は如何なものかと思うとして、自らの力をもち、新人候補者として国民の視点をもった吉川総支部長こそが政治家にふさわしいとの認識を示した。

 解散・総選挙の時期に関する問いには、1月もしくは12月が一番可能性が高いのではないかと分析。「12月解散1月選挙をターゲットにして、それよりも早く解散に追い込むことが国益につながるということで行動している」と表明した。

 同時に、「民主党が準備を進めている」という情報が伝わることで他党にも「急がなければ」」という空気が広がっていくことで、総選挙実施への積極的な動きを呼び起こして行きたいとの考えを示した。

 また、第4区に関しては「当然ながら候補者の擁立を急いでいかなければならない」と述べ、一日も早く候補者の擁立を急ぎたいとした。

 さらに、公明党の神崎前代表が福田内閣の低迷する支持率に関連して、福田首相のもとでは解散はむずかしいとの認識を示し、与党内には福田おろしの動きがあり、サミットを花道に辞めるべきと指摘する声がある点をどう見るかとの問いに答えた。

 鳩山幹事長は、「公明党も本音で福田さんでは戦えないなと思っているということが明らかになったということではないか」と語り、福田首相の支持率が回復することはありえないと指弾。その理由として、国民生活に影響を及ぼす経済が好転していくことはありえないとの見方を示し、「逆に国民への負担が増えてしまう状況が続くわけだから、福田首相への支持率が回復することはありえない。とすれば、神崎前代表の発言は代表を辞められたあとであるからこそ本音が出ている」と指摘。

 そのうえで「国民のために政治がなくてはならない」と厳しい口調で述べ、「自分たちが有利だ、不利だということで解散ができないといった発想はやめるべきだ」と語り、問責を受けた首相であり、衆参の半分は首相としての資格を失っているのだという認識に立ったとき、国民のみなさんに期待される政治をつくるためには、解散・総選挙しかありねないと判断すべきだと指摘。あわせて、国民が総理を選ぶタイミングをできるだけ急ぐべきだとして、「格好のタイミングはサミットを花道にしておやめになることが、日本の国民にとって最も正しいとご理解いただきたい」と指摘した。

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