トップ > ニュース
ニュース
ニュース
2000/03/07
<参院予算委>久保亘参院議員が新潟県警不祥事を厳しく追及
記事を印刷する



 民主党・新緑風会の久保旦・竹村泰子両議員が、7日の参院予算委員会で質問に立った。

 久保議員は、新潟県警不祥事に絡む警察幹部2人を実質的に「処分なし」退職と決めた2月25日の国家公安委員会が「持ち回り」だった問題で、保利国家公安委員長に責任を取って辞任するよう求めた。保利委員長はこれまでの国会答弁で、「会議を開いた」としていた。

 久保議員は「なぜこのような重大な問題で委員を召集せず、『持ち回り』ですませたのか。こんなに言い分がクルクル変わると公安委員会の信頼性が揺らぐ」と追及したが、保利委員長は「急を要していたのでやむを得なかった。国会で会議を開いたと答弁したのは思い違いだった」などと答弁。

 さらに久保議員が「そもそも、委員にはかった『処分なし』の案件は誰が起草したのか」とただしたのに対し、保利委員長は「警察庁で原案を作り、自分が認めた」と述べ、幹部への処遇が最初から警察ペースで決定されたことが明らかになった。

 このため久保議員は「法律上は警察庁の上に国家公安委員会が置かれているのに、実態は逆になっている」と指摘。「国会報告に誤りがあり、さらに幹部の引責辞任に対する国民の不信が大きい以上、委員長は職をかけて責任を取るべきだ」と迫った。しかし保利委員長は「責任は認識している」としながら、「誤った判断はしていない」などと辞職要求をつっぱねた。

記事を印刷する
▲このページのトップへ
Copyright(C)2024 The Democratic Party of Japan. All Rights reserved.