中国5県の民主党所属若手地方議員とボランティアで構成する「クラブデモクラッツ(CD)中国」は9日夕方、広島市内で「若い力で時代を創る」トークイベントを開催した。
党本部青年局の藤末健三青年局長、林久美子『次の内閣』ネクスト文部科学副大臣、、一井暁子・岡山県議、桑木良典・広島県議がパネリストとして参加、約150名の参加者と意見交換した。
CD中国編集のメッセージビデオのあと、クラブデモクラッツ中国代表の古賀寛三・下松市議の挨拶でトークライブは開会、コーディネーター役の森本真治・広島市議は「今日のテーマは、『政治とは生活である』って? です。なぜ私たちは政治に関心を持たなければいけないのか、私たちの暮らしはこれからどうなっていくのか、皆さんの率直な意見を疑問を出してください」とイベントの趣旨を説明した。
藤末議員から原油や食料高騰の原因と国際政治の関係、桑木県議から物価高、負担増が県民生活にどのような影響を与えているか説明された後、参加者との質疑がスタートした。大学生や派遣労働をしている男性から、食料品値上げで食費を切りつめていることや正社員になれず給料が下げるなか将来に不安を感じていることが発言された。また建設関係に勤務する男性からは、公共事業削減と電子入札で中小建設業が仕事をとれない現状が訴えられた。
続いて林議員から子育て世代を取り巻く現状と民主党の子育て支援策、一井県議から自治体独自の取り組みが報告されたが、自治体の独自財源や権限が充分でないことの限界も指摘され、会場からは衆議院マニフェストでしっかりと政策を明記して欲しいとの要望が出された。
トークライブに来賓として出席した柳田稔党組織委員長はまとめの挨拶で「昨年の日本国内の犯罪件数は史上最高。敗戦直後より荒廃したいまの社会をどう変えていくのか。クラブデモクラッツ中国はこうした活動を通じて、若い人たちが政治を参加できるよう頑張ってほしい。今日の参加者の中から、明日の政治を変えようとチャレンジする人が出ることを期待する」と激励した。
最後にクラブデモクラッツ中国副代表の津森良治・松江市議が主催者を代表しお礼の挨拶をして約2時間のトークライブを締めくくった。
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