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2000/03/07
警察のいい加減な対応浮き彫りに〜桶川女子大生刺殺事件を竹村議員が追及
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 3月7日の参議院予算委員会で、民主党・新緑風会の竹村泰子議員が、埼玉県桶川市の女子大生(19=当時)が昨年10月に刺殺された事件を取り上げ、「警察は彼女の相談を真面目に取り合わなかったのではないか」「真犯人と目される人が自殺し、真相はすべて闇の中になった。初動捜査ミス以外の何物でもない」と厳しく追及した。

 竹村議員は、女子大生と母親が、逮捕された容疑者とのやりとりを録音したテープをもって、3度も上尾署を訪れ、相談していた事実をあげ、「まるで取り合わなかったというが、事実か」とただした。これに対し警察庁の林刑事局長は「いい加減に扱ったことはない」と言う一方で「消極的な印象を与えるような言動や対応があったなら、大変遺憾なこと」とひとごとのような答弁。竹村議員はさらに、真犯人と見られる人物が自殺したことに言及し「彼の所在はわかっていたはずだ。初動捜査ミスではないかと」と追及したが、林局長は「極めて残念」などと答え、田中警察庁長官も「捜査の問題点は検証したい」と述べるにとどまった。

 竹村議員は重ねて、「女子大生の3度の訴えを適当にあしらった警官は、今どんな仕事をしているのか」とただしたが、林局長は「存じない。いい加減に扱ったことはないと承知している」と答弁。竹村議員が、事前に質問通告をしてあったにもかかわらず答えられない理由をただしたところ、林局長が「怠慢だった」と言うに至り、竹村議員は「これ以上質問できない」として打ち切った。

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