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2008/07/19
年末・年明け解散・総選挙視野に準備を急いでいる 岡山の会見で幹事長
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 鳩山由紀夫幹事長は19日午後、岡山市内で岡山県連代表の、津村啓介衆議院議員の同席のもとで会見を行った。

 会見は県連副幹事長の、一井暁子県議会議員の司会進行で進められ、鳩山幹事長は酷暑の夏であるが現在の政治をチェンジさせたいとの思いに燃えて、岡山県の民主党はがんばっているとの印象を示したうえで、解散・総選挙実施の見通しに関する問いに「いろいろと推測はしているが、小沢代表の思いとしては、まず間違いなく、年内か年明け冒頭に解散だろうと見ている」と回答。臨時国会が年末までずれ込めば、その年末に解散・総選挙が十分にありうるとの見方を示し、それがない場合も、年明けの通常国会冒頭解散ではないかとの思いでいると明かした。

 そのうえで「私どもはそのことを、一番可能性が高い総選挙の時期だとして準備を急いでいる」と表明。参議院において福田首相に対する問責決議案を可決したことに改めて言及し、「法的な義務のあるなしにかかわらず不信任をつきつけたので、早く解散・総選挙を、そうでなければ総辞職を行えという意思である」と述べ、一刻も早い解散・総選挙をやるべきだという世論をさらに盛り上げていきたいと語った。

 アフガニスタン支援のあり方と臨時国会での新テロ対策特別措置法の議論の方向性を問われたのに対しては、「まずその前提として、海上自衛隊の仕事というのはほとんどなくなってきている」と改めて指摘。政府が新テロ対策特別措置法の単純延長に狂奔して衆議院での3分の2による議決を強行することには、政府自身も迷っているのではないかと推測するとした。

 そのうえで鳩山幹事長は、海上自衛隊の活動延長の議論に乗るつもりはないとの姿勢を改めて示し、「海上自衛隊はやめて、何か新しい支援を考えるということであれば大いに議論をする」と述べた。「常識的に考えれば陸上・海上自衛隊をアフガニスタンに派遣するのというのは視野に入れにくい」との認識を重ねて示し、「航空の部分で可能な活動があるか。あるいは自衛隊ではない、政府が中心となって組織する別組織として行動することが十分できるかについての議論となるだろう」と語った。

 民主党代表選挙については「幹事長という立場は公平公正な立場からものを申すべきだ」と前置きしたうえで、小沢代表は出馬すると思うが、その対抗馬が出るもよし、出ないもよし、どのような場合もそのときは、国民の皆様にとって「民主党たのもしいな」と言っていただけるような環境を全力でつくっていくとした。

 代表選挙においてはまた、「総理になったらこういう政策を実現する」との考えを示したうえで、「政策本位で戦ってほしい」とも幹事長は述べ、政策を正々堂々と訴えあい、戦った後は握手して、勝者の立場に立ってお互いに協力しあえる状況をつくることが大事だとの認識を示した。

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