鳩山由紀夫幹事長は21日午後、広島市内で会見し、次期衆議院総選挙の候補者擁立などについて記者の質問に答えた。佐藤公治広島県連代表(参院議員)が同席した。
広島県への応援の手ごたえについては「民主党に対する期待感が、この広島においても高まっていると強く実感した」と表明。60名の集まりといわれて赴いた4区の集会に3倍近くの聴衆が詰め掛けたこと、広島市内の繁華街でも多くの方々に握手を求められたことを挙げて「政治が大きく動く前兆だとの思いを得た」と語った。
衆院小選挙区への候補者擁立状況については、まず現職の3名(2区・松本大輔、5区・三谷光男、7区・和田隆志各衆院議員)に言及し、「次は必ず小選挙区で勝ってもらわないといけない。十分に勝ちうる」と述べた。また「若い人材が揃っている。大いに期待できる」として、公認が内定した総支部長とともに県内の勝利を目指す考えを示した。
6区については「仲間同士相戦うことを考える話でない」として国民新党との協力体制に触れ、政権交代の実現が先決であることから、候補者を擁立する考えがないことを示した。
内閣改造の時期についての質問には、参院で問責を受けた以上、総辞職あるいは解散総選挙が本来首相のとるべき道であり、その道義的責任がまず果たされるべきだとした。その上で、福田首相がどういう改造をするかにかかわらず、民主党としては、国民の皆さんとのしっかりした対話を通じて、解散総選挙に向けて勢いを強めていきたいと語った。
このほか、マニフェストに盛り込む政策の内容や党代表選の実施、アフガニスタンの海上給油活動の特措法、次期国会での問責の取り扱いなどについて質問に答えた。
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