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2008/07/24
小沢代表、東京・板橋区のホタル飼育施設を見学
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 小沢一郎代表は24日夜、東京都板橋区が運営するホタル飼育施設を訪問。ホタルが他の動植物と共生する生育環境や災害時も役立つ水の浄化技術などを視察して日本の原風景を思い起こし、自然環境の再生へ取り組む決意を新たにした。

 視察には、東京都選出の蓮舫参議院議員(『次の内閣』ネクスト年金担当副大臣)が同行した。

 板橋区ホタル飼育施設は、水、土、植物、生き物などの連鎖に着目して自然環境と同様の生育環境を作る「生態飼育法」に基づき、ゲンジボタルとヘイケボタルを飼育している。

 小沢代表は、施設長である“ホタル博士”阿部宣男氏の案内のもと、施設内でヘイケボタルを見学し、意見交換を行った。

 阿部施設長は、ホタルの住める環境は人間にとっても好ましいことを指摘、ホタルが環境のバロメーターであることを説明した。また、日本の古き良き原風景そのものである、ホタルの住める生態系を後世に残していくため、全国各地で環境の再生に取り組んでいることを語った。

 小沢代表は、水道水をろ過してホタルが繁殖できる清流(せせらぎ)とした生育環境について熱心に阿部施設長に質問した。ウイルスや雑菌を殺菌するナノ銀の技術を用いて、この施設でホタルを育てる水は、災害時の非常用飲料水としても役立つほど浄化されているという説明を受けて、同日発生した岩手県北部地震に言及。被災者の皆さんへのお見舞いの気持ちを示し、水を試飲して浄化技術を確認した。

 このほかトマトなどの受粉に使われるマルハナバチの在来種研究についてお話を伺った。

 小沢代表は視察終了後、記者団に「日本の原風景というか、60年くらい前の小さい時を思い起こした。文明の進歩に伴う環境の変化はつきものだが、良い自然を残しながら一生懸命努力すれば、できると思う。今日は見せてもらって本当に良かった」などと感想を述べた。

 また、最近の食べ物をめぐる議論などをあげて、日本人自身が自然との共生について考え直しつつあるという認識を示し、「日本を本来の自然豊かな国に戻す努力を、お互いがやらないといけない」とした。

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