トップ > ニュース
ニュース
ニュース
2000/12/19
全国キャラバン「おかしなことなくし隊」報告・岡山その2
記事を印刷する





弁士=田中 甲・川内博史・近藤昭一・山村 健・山田敏雅

市内での街頭演説に続いて、夕方から岡山大学で学生達を対象に講演会を行いました。

田中 甲 衆議院議員
 「小選挙区では有権者を信じる必要があると思います。しっかりと国民のためになる仕事をする。地元の利益誘導によって勝つのではなく、政策を訴える必要があると思います。
 特に、街宣車にのってウグイスを回らせるのではなく、ハンドマイクをもってじっくりと歩いて目をみて話していきました。
 私は一度、逮捕されています。フランスのムルロア環礁での核実験に反対して抗議に行って、中まで入りすぎてしまいました。(笑)
 中国に対しても核実験の反対をしようと思い、江沢民国家主席に会った時にその旨を伝えました。そうしたら『日本に二度と過去のような目にあわせられないように核を持ちつづける』といわれました。
 私は、先の戦争で日本が行ったことについて真相究明するための立法化をする必要があると思います。国立博物館では、戦前の資料がまだ未公開と決まっています。ぜひ、それを公開してもらいたいと思います。非難されるべきところと同時に、誇れるところも完全公開したいと思います。」

山田敏雅
 「私は以前、通産省でエネルギー政策をやってきました。私の選挙区である広島7区では、長年自民党と共産党しかなく市民に選択肢がありませんでした。そこで、民主党に電話して『どうして候補者を出さないのか』と抗議しました。そのうち、私がやることになりました。損得ではなく、やるべきことだというインスピレーションを感じたからです。
 最初はたった一人でやりました。2か月は本当に一人でした。2か月後はかみさんが来てくれて2人でやり始めました。2万枚の名刺をすって一枚一枚歩いて配っていきました。会う人、会う人、宮沢派でした。でも、なぜかわかりませんが、必ず当選できると思っていました。そしたら輪が広がって当選しました。
 議員としては、地球環境の問題をやっていきたいと思っています。地球温暖化の問題を解決するために、ディーゼル車を全廃したいと思いました。
 もう一つは平和の問題です。以前、日本の安全保障について李鵬さん(中国前首相)と話しました。日本にはアメリカ兵が5万人以上いますが、減らしていってもいいと思います。中国の人からは、もうソ連は脅威ではない、日本の最新鋭のハイテク軍備が軍事的脅威だといわれました。
 わたしは今度の国会で7回質問しました。核廃絶の問題などに取り組みました。
 話は変わりますが、『不景気の時には公共事業をやる』というケインズ理論による政策をつかっているのは今は日本だけです。
 消費税全部で10兆円です。しかし、この4年間で200兆円の公共事業を行いました。毎年、アメリカの3倍の公共事業費をつかっています。3000億円で諫早湾に農地をつくりました。長崎の農地は減反命令で3割が空いています。予想通り、赤字になって失敗しました。
 21兆円で北海道に高速道路をつくるそうです。しかし、その横の国道で地元の皆さんは140kmで走っているとの事です。
 サッチャーからブレアにかわったとたんに経済は活性化しました。日本も政権交代が必要です。」

川内博史
 「私は子供のころ、いつのまにか“大人になったら政治家になる”と思い込んでいました。地盤もカバンも看板もない私ですが、平成5年に日本新党が旗揚げしたときに、政治をかえるチャンスだと思い、『鹿児島で選挙を戦いたい』と細川さんに会いにいきました。そのときの選挙では負けて3年浪人しました。10万枚の名刺をつくって、一軒一軒、どうやったら心をつかめるかを考えながら選挙区をまわりました。相手にしてくれない人には土下座もしてみました。そうしたら当選しました。
 権力闘争の場である政治の世界でどうやって腐敗した政治家をやっつけるか、そのためにはこのような全国遊説もやっていきたいと思います。」

学生達との質疑応答

学生
「田中さんは千葉県の市川ですよね。選挙カーを走らせないと言っていますが、ベッドタウンですね、昼間人がいないだけじゃないですか」


田中 甲
「一部は当たっています。千葉だけではなく全国でも、組織よりも政策重視のやり方が通じるかどうかを疑問に思っています。そこで、今回この全国キャラバンを試してみました。」

学生
「40年間、政権交代ができなかった理由は何でしょうか?」


山田敏雅
「去年の11月に政権交代まであと一歩となりました。都心部で民主党23%、自民党12%などという結果が出ています。しかし、中国地方、四国地方、九州地方が弱いので結局なかなか変えられない点ですね。」

田中 甲
「若い議員が民主党を中心に集まってきたという事実は、未来を担うことは間違いないと思います。政権は交代します。」

学生
「党幹部はどうしてまわらないのでしょうか。」


川内 博史
「党執行部ではなく、私たちが学生と心が通いあえれば、一番だと思います。」

田中 甲
「僕たちは議員として自立したいと思います。鳩山さん、菅さんに頼るだけではダメだと思います。」

学生
「民主党は、自民党にくらべての違いが少ないと思います。ネガティブキャンペーンではなく、もっとわかりやすい政策にしてキャッチフレーズで違いをだすほうがよいと思います」

学生
「有名人がくるからといって見にくるだけではない、親しみがある人でよかったです。」

学生
「国会議員っぽくなくて、親近感をもちました。」

学生
「新人候補のリクルートの方法は?」


山田 敏雅
「名簿をみてまず電話をしてみます。また、公募をしています。関心のある方、ぜひ党本部までメールや電話をどうぞ!」

田中 甲
「民主党の場合、党の公認があれば選挙に通ると思ってすりよってくる輩が出てきています。そこで、きちんと人材を見極めて、志を持っている事、政策が民主党に近い人を募集していきます。また、ここにいる皆さんで政治家になりたいという方、ぜひ話をしましょう。」

学生
「現実的に考えて、民主党は単独与党にはなれないですよね。連立した場合はどうなりますか。」


田中 甲
「すべてのおかしなところの根源は官僚中心の中央集権国家にあると思います。それを崩すにはその根幹の自民党を必ず下野させる必要があるとおもいます。それ以外の野党と組んでも、自民党の利権の根を枯らせていきたいと思います。」

記事を印刷する
▲このページのトップへ
Copyright(C)2024 The Democratic Party of Japan. All Rights reserved.