弁士=田中 甲・川内博史・近藤昭一・山村 健・小林憲司・細野豪志
地元弁士=古川元久、牧 義夫、渡辺周各衆議院議員、大塚耕平参議院愛知選挙区予定候補
利権よりも政策で選ぶ良識派と言われる愛知、小選挙区でも比例区でも民主党が圧勝した地域です。フリートークには約50人の若者達が集まって盛り上がりました。
名古屋駅前街頭演説(名古屋駅前メルサ前)
ダメダメこんなこと!21世紀はこうでなくっちゃ
「おかしなことなくし隊」フリートーク (名古屋YMCA)
田中 甲
「今までだったら自民党から立候補したような優秀な候補者が民主党にはたくさんいます。今では自民党では2世議員しか出られません。優秀な人が、民主党に集まりはじめたというのが伸びた理由の一つだと思います。その若い議員を見てほしいと思いました。」
小林憲司
「私は名古屋に仕事で通っている人たちが住んでいる地域が選挙区です。
私が意外に思ったのは、若い人がまじめに話を聞いてくれていることです。学校では政治のことが教えられていないけれど、みんなの生活に関わっているということを気づいて、それで話を聞いてみたいと思ったようです。
最近見た映画でマトリックスという映画があります。でも、その世界と違って現実は変えられます。」
大塚耕平
「私は先週まで日銀に勤めていました。
昔から政治に関心がありました。その当時、中曽根さんが日本を不沈空母にすることを公約にしていました。それをいやだと思っていました。
政治というものは政治家だけがやるものでない、と思っています。私は東京でフォーラム83というイベントを開いたことがあります。学生300人を集めたのですが、
自分の組織の利害をこえて、これは良心に照らしておかしいと思ったことをやってほしいという内容でした。」
近藤昭一
「リンカーンフォーラムという候補者討論会をこの愛知で仕掛けたのが大塚さんです。」
山村 健
「私はついこの前まで普通の市民でした。公募候補から衆議院議員になりました。素人だと言われますが、ではプロとは何でしょうか?。私の対戦相手の藤波孝生さんは有罪のまま、国会議員になっていました。三重5区には82222人という理解を示してくださる有権者がおられて、私は衆議院議員になれました。」
川内博史
「私は強いものに立ち向かうのが好きです。巨人だけでなく、自民党も倒していきたいと思っています。」
牧 義夫
「去年の10月6日に公認が決まって以来、一日も休みがないです。疲れたとき、どうしてこんなにつらい仕事を選んだのだろうということを思いました。けっして、尊敬されるわけでもなく、民主党の多くの議員同様、お金も決して貯まりません。
政権をつくのになりふりかまわない今の自民党みたいにならないように、市民のみなさんがどんどん民主党にご意見ください。
来年は教育国会ですが、よく暴力団との関係が取り立たされる人が総理で本当にいいのでしょうか?」
古川元久
「わたしはコロンビア大学に留学していました。世界から日本を見ると、ほとんどアメリカのテレビには出てきません。アメリカからみるとその他大勢の一つなのですね。
テレビの水戸黄門ではないですけれど、誰かヒーローが出てきて社会を変えてくれる可能性はあるのでしょうか?みんな誰かがやってくれると思って変わらなくなっています。
歴史が変わるときは、徐々に変わるのではない。江戸末期の人たちも、2、3年後にみんながちょんまげを切ることになって政権が変わるとは思っていませんでした。」
伴野 豊
「コミュニケーションの問題を進めたいと思います。子供と大人のコミュニケーションをよくする事ができれば日本は平和などで最先端を進めると思います。」
質疑応答
質問
「参議院選挙に向かって一丸となってきたところに、鳩山さんと横路さんがうまくいっていないようですがどうなのですか。」
古川元久
「実は今日(12月21日)に鳩山さんと横路さんが話し合いました。
党内でどのように議論をしていくかという部分で、民主党は個人プレーの人が多い党です。党内の団結は実際はそれほど崩れていません。ただ、学者出身の鳩山さんと弁護士の横路さんの二人が理屈っぽいのが一つの原因ですね。もっと、民主党は大人にならなければいけないですね。」
一般質問
「民主党と自由党と社民党の三党での政策のすり合わせはどれだけできるのでしょうか?」
川内博史
「今、一番大事なのは日本を民主化していくことを進めることだと思います。腐敗した事件を一掃することを最優先することだと思います。突き詰めて理念的なところは完全に一緒になれないでしょう。しかし、合意できるところはたくさんあると思います。」
質問
「民主党は、政権をとったときにどういうビジョンを持っているのか?これから、経済的に上のクラスと下のクラスの二種類に国民が別れていくことになると思います。民主党はどちらの側に立つのですか?
例えば、日産は車が売れていないのに、人を切り捨てて黒字になりました。このような場合はどう思いますか。」
小林憲司
「政治家は、弱者の味方という建前を言うでしょうが、機会の平等をきちん確保すべきだと思います。働けない人だけ救う社会にすべきだと思います。」
伴野 豊
「私はセーフティーネットをつくることが政治の仕事だと思います。完全に負けたときにもう一度挑戦できるようにすることだけが必要だと思います。」
細野豪志
「ハイリスク・ハイリターンで生きています。リスクは大きくても面白い時代だと思います。前向きな意見をください。」
質問
「私は奨学金で大学に来ています。保障、サポートを設けることについて、もっと具体的にどうサポートするのかをみせる必要があると思います。教育改革が必要だと言われていますが、カンボジアなどと違い、自分の好きな勉強ができることが本当に幸せだと感じています。どう教育を変えていきたいのかをお聞かせください。」
牧義夫
「まず、人間として生まれた以上、基本的な人権があります。自分の能力を最大限に伸ばしてもらう権利もあると思います。
さて、価値観が多様化しているという事が言われています。多様な人の生き方の価値を認め合うのは大事だと思います。しかし、何が必要なのか、何が良いことなのか、がわからなくなったとしたら危険だと思います。その座標軸をきちんと教えることが教育だと思います。」
田中 甲
「“意見表明権”と“権利と義務の関係”、これが教育の問題点だと思います。今、世界の183か国では18歳で選挙権と被選挙権が同時に与えられます。アジアでは日本と韓国だけが遅れています。」
山村 健
「民主党の最大の改革案は道州制です。コンセプトは中央集権の官僚政治をひっくり返すことだと思います。“情報公開と自立”という民主党のキーワードにそって、首長を変えてしまう必要があります。まだ、SFのような話ですね。最大の国益は、人権をまもることだと思います。」
一般の学生
「選挙の時にみんないいことを言っています。どうやって選んだらいいですか?」
川内博史
「逆にみんなが選挙以外の時に意見をいう必要があるのだと思います。ゼネコンとか会社の人とかは、どんどん国会にきて意見をいいに来ます。言いにいけば得になると知っています。ところが、一般の人は意見をいいません。陰で文句をいうだけです。投票した後もどんどんと意見を言いに来ません。人間ですから、教えられると知りますよね。女性を好きになっても、言わなきゃわかんないですよね。それと一緒です。」
大塚耕平
「みなさんにご理解してほしいのは、自民党にしても、共産党にしても、上から言われたことをそのまま飲み込む党には、絶対的な正しさがありません。民主党みたいにいろんな意見を持っている人たちが議論できることが一番大事です。」
さて、みなさん3つの窓を開いてください。
問題の窓を開く(世論を盛り上げる)
政治の窓を開く(選挙で選ぶ)
政策の窓を開く(法律や条例や予算ができる)
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