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2008/07/25
長期政権を打破し、国民主導の政治を取り戻そう 幹事長、杉本・愛知10区総支部長と訴え
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 鳩山由紀夫幹事長は25日夜、愛知県一宮市を訪れ、杉本かずみ・愛知県第10区総支部長とともに講演。国民ひとりひとりの力で長期政権を打破し、国民主導の政治を取り戻そうと訴えた。

 まず、杉本総支部長が挨拶に立ち、「政治とは本来命と財産を守るものである」とその意義を唱え、今の政治にはそのための社会のセーフティネットが欠けていると批判。自らの銀行員時代を振り返り、経済という尺度だけで考えていると本当に必要な会社、人を救えないとして、当時社会のため、人のために役立っている会社を救えなかったと後悔の念を述べた。そのうえで、日本のあるべき姿として、大切なのは一に人づくり、二にものづくり、その結果としてお金がついてくるのだと主張。今の日本はその順序が逆転していると指摘し、経済という尺度のみだけでなく、本当の意味でのセーフティネットを再構築する必要性を強調した。

 また、自らが政治家になった暁には税金のムダ遣いを正し、官僚主導の政治から政治家主導、国民のための政治を取り戻したいとの決意を熱く語った。

 続いて登壇した鳩山幹事長は、全国各地を回る中で、今の世の中を何とかしてほしいという国民の痛切な思いを実感していると述べ、国民の暮らしが良くなるよう政治の力を果たしていきたいと表明。これまで野党に力がなかったために、自民党が長期政権にあぐらをかき、与党の政治家は自身の名誉欲のために政治を私物化、政策は官僚に丸投げし、国民不在の政治が横行するようになったと分析し、野党たる民主党が実力をつけた今、日本の政治をよみがえらせる大きなチャンスであるとの認識を示した。

 また、自民党創始者である祖父、鳩山一郎元首相の、「家族的な友愛国家をつくりたい」とする政治理念を紹介。自己の尊厳を尊重し、自分自身を高めながら相手の力になることを喜びあえる世の中を目指していたとして、今の自民党政治は全くそうなっていないではないかと断じた。後期高齢者医療制度、道路問題にも言及し、財務省主導の政治により財政再建を推し進める中でお年寄り、弱い者いじめ、国民不在の政治になっていると問題視。

 「愛のある政治、自立と共生の世の中に変えていこう」と呼びかけ、国民主導の政治を取り戻すためには国を丸ごと変えていかなければとして、国民ひとりひとりが政治を変えていく原動力になってほしいと求め、民主党への理解とさらなるご支援をと訴えた。

 鳩山幹事長は最後に、マニフェストにNPOとして人助けをする人々を支援するというメッセージを入れてもらえないかとの杉本総支部長の提案に応え、「政治家、政党はボランティアの極み」として、同志ともいえるNPOを応援することは素晴らしいと賛同。マニフェストにその趣旨のメッセ―ジを盛り込む意向を示すとともに、「このようなアイディアを持った人物が民主党の仲間に入ってもらえるとありがたい」と述べ、杉本総支部長への支援を重ねて求めた。

 講演会ではこのほか佐藤泰介、谷岡くにこ両参院議員が激励の挨拶。最後は支援者代表の丹羽氏の指揮のもとガンバローコールを三唱して会を締めくくった。この日は300人を超す大勢の人々が会場を埋め尽くし、杉本総支部長、鳩山幹事長の熱弁に次期衆院選挙での勝利、政権交代実現への思いをともに確認した。

 

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