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2008/07/27
小沢代表、熊本市で会見「福田内閣には国民の審判を問う以外の道はない」
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 小沢一郎代表は27日午後に熊本市内で会見し、衆院選の候補者擁立や臨時国会対応について記者の質問に答えた。

 次期衆院選の熊本県内選挙区の獲得議席目標について小沢代表は、党が公認内定候補を立てている1、2、3区は何としても獲得したいと表明。熊本県での過半数獲得は全国での過半数獲得と同義であるとした上で「現在の(党公認内定)候補者3人を当選させて政権を奪取したい」と決意を示した。可能な限り衆議院の300小選挙区なるべく全てに候補者を立てたいが、過半数を取ることが目標であるので、地域・県連の判断にまかせつつ決めていきたいとした。

 臨時国会に臨む基本方針については「国民の生活が第一、政治は国民の生活を守ることであるという基本の考え方にたって国会の論戦に臨むことに変わりはない」と返答。国民の意思を問わないで内閣総理大臣のたらい回しや政治行政が行われていること、不景気と物価高で国民の生活が苦しくなっていることを挙げて「憲政の常道から考えても、実際の政治の実態から見ても、国民の皆さんの判断を仰ぐ時期にきている」と見解を示した。政治日程としてもできるだけ早い機会に解散・総選挙を行うことが大事であり、国民の皆さんの側からもそういう大きい声が起きるのではないかと述べた。

 内閣改造や臨時国会の開会時期をめぐる与党内の動きについては、「ひとさまの言動は私の感知するところではない」とした上、「来年9月の任期満了まで延ばすことはできないし、国民が許さない。自民党に引っ張っていく力もない。今日の自民党政治や経済状況などを勘案して言ってきた自分の判断は、なお間違いないだろうと考えている」と分析。「福田内閣には国民の審判を問う以外の道はないという気が、最近特にする」と語った。

 これに先立って、同日の民主党熊本県総支部連合会の定期大会で新代表に就任した松野信夫参議院議員の会見も行われた。

 松野新代表は「結党して10年の節目の年、この1年の間には総選挙が行われるであろう年に就任するのは大変な重責だが、先頭に立って頑張りたい」と挨拶。政権交代を果たすべく衆院選挙へ結びつける組織作りをしてオール民主で戦う、政治塾など組織政党としての活動を拡大拡充する、都市型政党から全県政党へ脱皮をはかる、などと抱負を挙げた。

 なお、会見には熊本県第1区総支部長の松野頼久衆議院議員、松野信夫参議院議員、福嶋健一郎・熊本県第2区総支部長ごとう英友・熊本県第3区総支部長が同席した。

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