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2008/08/18
菅代表代行、大泉・茨城6区総支部長と講演 「官僚から国民への大政奉還」表明
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 菅直人代表代行は18日夕、茨城県つくば市内で、およそ300人の支持者らを集めて、大泉ひろこ・茨城県第6区総支部長が開いた集会で講演し、民主党の政策を説明するとともに、来るべき衆議院総選挙で政権交代を成し遂げるために、民主党への更なる支持を求めた。

 はじめに藤田幸久参議院議員があいさつに立ち、「今の格差は差別になっており、患者を守ることができない」と、茨城県医師会長の主張を取り上げ、後期高齢者医療制度を廃止するべきだと訴え、日本の政治を変えるために民主党を応援してほしいと訴えた。

 次に大泉・茨城6区総支部長がマイクを持ち、「今の政治に一番欠けているのは、人々の立場に立った政治である。その典型は後期高齢者医療制度である」と、国民からかい離した制度を推し進める、自公政権の政治を厳しく批判した。

 さらに、大泉総支部長は、「若い人やお年寄りが夢や希望を持つことができ、医療や福祉を邪魔と考えている政府の考え方に対し、医療や介護など、福祉をもっと進める社会を作っていきたい」と自らが目標と考える社会の在り方を示し、その実現のためにも民主党への支持を強く求めた。

 最後に、講演に立った菅直人代表代行は、自らの厚生労働大臣時代の官僚内閣制を例に、「ここでもう一度、官僚から国民への大政奉還をしなくてはならない」と話し、ここで変えないと日本は大変なことになる、ぜひ民主党に政権を任せてもらいたいと訴えた。 

 また、菅代表代行は「江戸時代は、外交や防衛、通貨の発行は幕府が行い、その他は各藩が行っていた」と述べ、民主党が政権を取ったら霞ヶ関が何でも決める現在の中央集権から、人もお金も権限も地域に移す、地域主権を推進していくと訴え、「皆さんの払った税金の使い道を皆さんが見ることができるようにする、透明化革命も併せて進めていく」と話した。
 
 そして、次期衆議院選挙について、「この11月12月の解散の可能性が高い。これは小沢代表も言っていること」と述べ、選挙が間近に迫っているとの認識を示し、政治を変えるためには政権交代が必要であるとして、そのためにも、民主党への更なる支援、支持を訴えた。

 講演会の終了後、質疑応答が行われ、会場からの「米国追従の外交」に関する問いに藤田議員は、「米国内の識者からみても、日本の政治はおかしい。外交だけではなく内政も同時に変えなくてはならない」との答弁があった。

 また、「地方の活性化」への質問には「地産地消などを進め、地域に職場を作っていくようにしなくてはならない。農業など一次産業を見直していく。お金や権限を地域に移していく。これが重要である」と菅代表代行は答えた。また「後期高齢者医療制度の廃止後はどうするのか」との質問には、大泉総支部長が「(高齢者で区別するのではなく)各保険制度を一括して、健康保険を一つの制度にする」と答え、シンプルな制度にして高齢者の医療をカバーしていく考えを示すなど、活発な質疑が行われた。

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