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2008/08/30
政権交代で国民が主役の政治の実現を 鳩山幹事長、大谷・大阪15区総支部長と講演
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 鳩山由紀夫幹事長は30日午前、大阪狭山市内で大谷啓大阪府第15区総支部長が主催する時局講演会に出席し、集まった約300人の支持者に対して政権交代の重要性ならびに民主党への支援を求めた。

 はじめに大谷総支部長が登壇し、集まった支持者の方々に感謝の意を表した。続いて大谷総支部長は税金のムダづかいや天下りの構造について言及。「現在皆さんが払っている税金が本当にまともに使われているか」と問題提起。鳩山幹事長とともに群馬県の八ッ場ダムの建設現場を視察したことを例に挙げて、「事業費は当初の2倍以上も膨み、水力発電を追加することから今後さらに予算が膨らむ可能性が高い。お金を使うことが目的で事業計画や理由は予算を使うために後から付け足すというムダが行われている」と実態を明らかにした。

 さらに税金のムダ遣いの大きな要因は官僚の天下りにあると述べ、「自民党は官僚にコントロールされて天下りにメスを入れることができない」とし、「政治の構造そのものを変えなければ税金のムダづかいや天下りはなくならない」と訴えた。

 そして、「国民の皆さんのために税金が使われる、しがらみのない安心・安全な政治を作るために、皆さんとともに政権交代を実現しなければならない」と説いて、さらなる支援を求めた。

 次に鳩山幹事長が挨拶に立ち、生憎の天候にも拘らず講演会に集まった方々に謝意を示した。

 鳩山幹事長は現在の自民党政治が、なぜ国民からかい離したかという点について、「自民党在籍当時は他の野党が政権を取ろうという考えがなかったために、自民党が何をやっても許されてしまった」と政治に緊張感がなかったことを指摘。その結果、「政治家の本分である政策も官僚に丸投げし、当選することだけに力を注いでいた」と当時を振り返りながら分析。

 さらに鳩山幹事長は今の自民党政治について、「一言で表すと命より道路を優先する政治」と評し、団塊の世代で将来介護を要する数が200万人増えると言う試算がある中で介護を支える方が毎年50万人減少している実情に対して何ら策を打とうとしない福田首相は、一方で道路特定財源を一般財源化すると言いながら、道路に予算を使い切った後に残った財源を一般財源化するという国民生活を全く顧みない政治を行っていると批判した。

 そして鳩山幹事長は透明性のある政治、官僚主導から国民が主役となる政治に転換する真の二大政党政治を確立するために政権交代の重要性を訴え、大谷総支部長と民主党にさらなる支援を求めて挨拶を締めくくった。

 講演会終了後、鳩山幹事長は大谷総支部長とともに近鉄河内天美駅前の商店街に移動し、商店街の方々や買い物客などと触れ合い、民主党への支持を求めた。

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