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2008/09/01
生活感もない自公政権を終わらせることが悲願 小沢代表定例会見で
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 小沢一郎代表は1日、党本部で開いた定例会見で民主党代表選に向け、出馬表明を行った。
 
 小沢代表は、「働いても満足に暮らしていけない人たちが多い今日の国民生活の実態を見るにつけ、また、政治も経済も一段と不安定になっている国際情勢を見るにつけ、生活感もなく対応力に欠けている自公政権は一日も早く終わらせなければならない」と述べ、「私たち民主党が自ら新しい政権をつくり、新しい国民生活、新しい日本を築き上げるしかないという思いを日に日に強くしている」と語った。

 記者からの「次の総選挙で勝利した場合、民主党代表として総理に就任する決意であるとの理解でいいか」との問いには、代表選挙は8日告示、21日の党大会で決定されることになると前置きしたうえで、仮に党員・サポーターの支持を得て代表に選任された場合、「民主党が総選挙で国民みなさんに日本の政治を負託される場合においてはその職責と責任を全うしなければならないと考えている」と語った。

 政治、経済が不安定な状況下にある日本のリーダーとして、首相に求められる資質は何かとの問いには、「日本および日本国民はみんなで力を出し、知恵を出して頑張れば乗り越えられると思っているし、日本国民にはその資質が十分にあると思っている」と分析。「従って、リーダーの資質としては、その日本国民の資質が十分に発揮されるように、みんなで力を合わせて困難を乗り越えられていけるように、そういうふうにもっていけることが、不安定な、大変化の時代には必要なリーダーとしての資質だ」と指摘した。

 また、「要は政権をとること、政権を交代すること、自公政権を終わらせること、その大目標が私のまさに政治生活を通じての悲願である」と語り、同時に、「マスコミは(民主党内の代表選後の)人事ばかりに関心を持っているが、人事そのものが問題なのではない。民主党が政権をとったときに、その民主党政権は国民のために何をするかということが最大のテーマであって、そこに関心を持っていただきたい」と要請。民主党人事はそれを実行する責任者を誰にするかということで、手段に属する部類のことだとの認識を示すとともに、「誰が代表でも、総選挙でもって民主党ならばやってくれるのではないかということを政策面でも人事面でも示していくことが大事になる」とも語った。

 さらに、国民の総意によって政治は決まって行くものであるとして国民主権について改めて説き、主権者としての国民が「国民の生活が第一」とする政治の実現に向け、国民は自分たちに与えられた一票を主権者としての見識をもって行使してほしいとの認識も強く示した。

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