輿石東参議院会長(代表代行)は2日午前、国会内で記者会見し、首相が二代続けて約1年で突然辞任を表明した状況を「日本の総理の賞味期限は1年なのか」と批判、解散・総選挙の実施を強く求める考えを示した。
前夜の首相会見の感想については「私自身、びっくりした。驚いた。国民の多くの皆さんが同じような思いでないか」と述べた。野党に政権を譲って選挙管理内閣を組織し、1日も早く解散総選挙で民意を問うべきだ、という朝日新聞朝刊の内容を取り上げて「思ったことを書いてくれた」と評価する考えを示した。
また、戦後60年、実質的な政権交代がない日本の政治状況に言及。加えて安倍前首相、福田首相とも約1年で辞任の意向を示したことを挙げ、「日本の総理の賞味期限は1年なのか。諸外国にも例の無い、恥ずかしい状態だ」と厳しく批判した。
輿石会長はその上で「審判をしてくれるのは国民だ。色々な理由付けをしないで、国民の信に問うという道を、責任ある最後の政権政党としてやるべきだ」と述べ、民主党が次期衆議院総選挙で政権交代を実現する決意を示すと共に、早期の解散総選挙の実施を求めた。
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