野党4党の国会対策委員長は11日、国会内で会談し、鈴木宗男議員に対する議員辞職勧告決議案の提出について国対レベルで基本的に合意、12日午前までに各党党内調整を行った上で最終結論を出すことを確認した。
この会談に先だって会合を行った野党合同外務省疑惑解明プロジェクトチームは、同PTが現地調査などで明らかにしてきた北方領土支援事業に対する鈴木議員の不正な関与が本日の証人喚問で明白になったとして、野党各党の国会対策委員長に同決議案の提出を申し入れた。上記会談はこれを受けてのもの。
同会談では、証人喚問を踏まえ、法に明らかに触れるいくつかの鈴木氏の行為については、議員辞職勧告だけではなく、刑事告発についても検討することで合意した。今後、野党合同PTで具体的な罪名も含め検討を進める。
会談後記者会見した民主党の熊谷弘国対委員長は、「これで仮に鈴木氏が議員辞職したとしても、厳しく真相解明に努める」と強調した。
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