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2008/09/15
鳩山幹事長「官僚国家から国民国家に」政治の転換訴える 大阪で
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 鳩山由紀夫幹事長は15日午後、大阪府の千里中央駅前で街頭演説を行い、官僚国家から国民国家へ政治を転換させようと訴えた。大阪府第7区総支部長の藤村修衆議院議員大谷信盛・大阪府第9区総支部長中野寛成・大阪府第8区総支部長もマイクを握り、三連休の最終日、行き交う買い物客らに党への支持を求めた。

 藤村議員は、2代続く首相の辞任表明について「まさに無責任に政権を投げ出した」と批判し、2001年以降の7年間、小泉改革の美名の下で進められた米国流の行き過ぎた競争を「変革」するときだと主張。次の総選挙について「政権選択が日本社会で行われる分水嶺だ」という見解を示し、相変わらずの官僚主導、官僚の声を代弁する与党ではなく、彼らをコントロールして日本を本当の民主主義国家にすることができる民主党への支持を求めた。

 大谷総支部長は、所得により受けられる教育や医療、生活に格差がある米国型社会を例にあげて、それと同じような状況が日本にも広がりつつあるとして「政府が役割を果たさず、予算を減らすという形で責任放棄しているのが過去7年の日本だ」と指摘。「誰でも生活に豊かさを感じられる社会」へ向けた安心の制度に切り替える決意を表明し、民主党への力添えを要請した。

 中野総支部長は、去年の参院選で与野党逆転した後、消えた年金、道路行政のムダ遣い、天下り、官製談合など数々の問題について不正を追及してきた民主党の取り組みに言及。「無駄な道路よりも命だ」として、暮らしや年金、医療などについて、「国民生活が第一の政治」を行っていきたいと力強く語った。関西空港の失敗を大阪空港に押し付ける行政のやり方へ大きな怒りを示し、国民の皆さんの暮らしをどう守るかに取り組み、新しい政治の幕開けを作ると決意を表明した。

 鳩山幹事長は「国民の皆さんのための政治が忘れ去られていないか」と与党のおごりを追及する構えを示し、郵政民営化などによってもたらされた地域崩壊の原因を検討し、根本から見直すことにしていると表明。「官僚国家から国民国家に変えていかなければならない」として、政策を官僚任せにせず、国民の皆さんが主役になるように政治を根底から変えたいと述べた。

 総選挙の争点については「道路より命を大事にする民主党政権と、命より道路を優先する自民党政権のどちらを選ぶか」という違いがあると指摘した。また、自民党政権ではこれまで以上に本当のばら撒きや増税路線になると分析した上で、民主党はまずムダ遣いをなくして官僚天国、天下り天国の廃止を実現すると宣言。これによって予算の確保は容易になると説明した。

 「私たちは国民の皆さんが主役になる政治をとここん追及する」と主張し、どちらの政権が皆さんのためになるかの判断材料にしてほしいと訴えた。「表紙が変わっても中身が変わらない」どころか「もともと中身がない」にも関わらず官僚主導の政治を続け、国民を省みない今の政権ではなく、民主党へ期待を寄せてほしいと支持を訴えた。

 鳩山幹事長らは同日午前より、各総支部長と府下の商店街を訪れ、市民の皆さんと触れ合いながら民主党への支持を求めた。

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