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2008/09/17
政治的な空白をこれ以上許すわけにはいかない 閉会中審査開催へ 簗瀬参院国対委員長
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 簗瀬進参議院国対委員長は17日午後、国会内で会見し、閉会中審査開催の申し入れを行ったと報告するとともに、不毛な総裁選のなかで、政治的な空白をつくり、諸課題を審議できない事態を招いている自民党を批判した。

 簗瀬委員長は汚染米の問題、年金記録の改ざん問題をめぐって、農林水産、厚生労働両委員会における閉会中審査を求めてきたが、リーマン・ブラザーズ破綻を受け、「世界金融恐慌に繋がりかねない大きな問題が起きている」との認識のもと、直近の情報をできるだけ国民のみなさんに伝えなければならないとの考えに基づき、財政金融委員会についても閉会中審査の開催を求めたことを明らかにした。

 「不毛な総裁選のなかで、大変な政治的な空白を作っている。政権の投げ出しによって政治的な空白を作り、そしてその上で不毛な総裁選を行っていることによって、さらに政治的な空白の上塗りをしている」と述べ、厳しい表情で自民党に対して不快感をあらわにした簗瀬委員長は、「政治的な空白をこれ以上許すわけにはいかない」との強い思いに立って、先週来から国会の本来的な機能を一刻も早く果たすべく、与党に対して閉会中審査を申し入れてきたと重ねて説明した。

 民主党の申し入れによって、明日18日午前10時から参議院厚生労働委員会を開催することを理事会で決定。同じく参議院農林水産委員会も13時から開催されることとなった。また、衆議院農林水産委員会も午前9時から審議が行われると簗瀬委員長は明かした。

 財政金融委員会の開催をめぐっては現場の与野党筆頭理事の間では、明日にでも開催しようという流れがあったものの、与党全体としては最終的に「乗れない」との回答が示され、それを受けて民主党は同日15時51分、財政金融委員会開会要求(下記ダウンロード参照)を委員部に対して行ったことを簗瀬委員長は報告した。

 

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PDF 財政金融委員会開会要求
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