トップ > ニュース
ニュース
ニュース
2008/09/25
小沢代表、福岡7区公認予定候補に八女市長・野田氏擁立を発表
記事を印刷する





 小沢一郎代表は25日、福岡県八女市内で記者会見を開き、次期衆議院議員選挙福岡県第7区の公認予定候補者として、現役の八女市長、野田国義氏を擁立することを決定したと発表。会見には野田氏とともにこれまで7区の公認内定候補者として活動してきた中屋大介氏、県連会長の松本龍衆院議員、山口連合会長が同席した。

 小沢代表は、日本は戦後公正で平等な社会をつくりあげてきたが、小泉政権以来行き過ぎた市場主義、弱肉強食の政治が横行し、あらゆる面で格差が大きくなったと分析。所得は低迷する一方、税金、保険料、物価は高騰し、国民の打撃を被っているとして、「その最大な原因は自民党政治である」と指摘し、その是正のためには何としても政権交代が必要であると改めて強調した。

 今回、野田氏が「国民の生活が第一」とする民主党の主張に共鳴して立候補を決意してくれたことに謝意を述べるとともに、野田氏がこれまで市長として地域のために改革に取り組んできた経験を高く評価。地域の中で活動してきたその情熱と力を、今度は国政で共に力をあわせて頑張ってもらいたいと出馬を要請、今日の決意に至ったと経緯を説明した。「(野田氏の立候補を)嬉しく思うと同時に力強く思っている。本当の意味の改革、国民の皆さんのための政治を実現するためにともに頑張ろう」と力強く語った。

 また、野田氏の出馬に際し、「自民党政権に代わって勝負するため、立派な候補者が出てきたなら応援する側に回る」と覚悟を決めた中屋氏に対しても「頼もしい」と称え、「解散総選挙と目される日までわずかしかないが、これまでの皆様のご理解に感謝するとともに今後更なるご支援を心からお願いする」と締めくくった。

 野田氏は、「小沢代表に出会い、覚悟と熱意を受け取った。日本を変えよう、地方を再生しようという強い思いを受け止めた」と表明。そのうえで、日本は危機的状況にあるとして、石油や食料の高騰、年金・医療・介護の崩壊などを指摘。「国民は次期総選挙において勇気をもって立ち上がり、政権交代を成し遂げ、日本の再生を実現しなければいけない」と主張。そのチェンジのときに政権選択、総選挙に参画できることの喜びと同時に身が引き締まる思いであるとの所感を述べ、全身全霊を込めて戦っていくことを誓うと宣言した。

 続けて、「何より中屋氏が福岡7区からの民主党のたすきを渡してくれたことに感謝。勝利に向かってそのたすきで全力で走り続けたい」と熱くその決意を語った。

 記者からの「候補者に野田氏を選んだ理由は」との問いには、「私から申し上げるまでもない」と前置きした上で「小選挙区で何としても勝利するため必要な人物」と話した。

 次期総選挙における福岡7区の位置づけとしては、自民党の古賀選対委員長の地元での戦いであり、「最も重要であり何としても勝たなければいけない選挙区。最重点地区として本部としても可能な限りの支援体制を築いていきたい」との方針を示した。

 会見でははじめに中屋氏が、政治家を目指した初心は日本に二大政党制を根付かせることであり、そのために2005年の郵政選挙以来民主党の躍進に向けて活動してきたと振り返った。その実現に向けて現役の八女市長である野田氏が7区からの出馬を決意したことについて、「驚き1割、嬉しさ9割。素晴らしい方が立候補してくださったと喜んでいる」と述べ、政権交代の実現、7区での勝利に向けて野田氏を全力でサポートしていくと語った。

 最後に政権交代、7区での必勝に向け小沢代表、野田、中屋両氏で固く握手を交わした。

記事を印刷する
▲このページのトップへ
Copyright(C)2024 The Democratic Party of Japan. All Rights reserved.