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鳩山由紀夫幹事長は２８日午後、和歌山県紀伊田辺市内において街頭遊説を行い、たまき公良・和歌山県第３区総支部長とともに、紀伊田辺駅前を埋めたおよそ１０００人の聴衆を前に、官僚主権国家から、国民主権の政治に変えようと訴えた。
はじめに、たまき総支部長より挨拶があり、自公政権下で山積みとなっている年金や、税金のムダ遣いの実態を問題視するとともに、地域経済についても、「（商店街は）この１０年、２０年シャッターが閉まり続けている。今までの自公政治がこのような事態を招いた」と話し、「国民の目線に立った政権に作り変えよう」と訴えた。
そして、たまき総支部長は、「皆さんと一緒に、この和歌山県から、田辺市から日本を変えよう」と、駅前を埋めた多くの聴取、支持者に向けて、政権交代を行って国民のための政治を取り戻そうと力強く訴えた。
次に、鳩山由紀夫幹事長が訴え、自民党政権の最近の体たらくを見て、「表紙を変えても中身が変わらなくては日本の政治は良くならない。小泉総理の後、安倍総理、福田総理とビジョンもなく、（総理大臣としての）覚悟もなく、辞めたくなったら辞めてしまう。国民は置いてきぼりだ」と、国民無視で政権投げ出しを繰り返す自民党政治を厳しく批判した。
また、中山国土交通大臣の辞任に対して、「もう一日辞任が早ければ、暴言に暴言を重ねなくて済んだ」と決断の遅さを批判し、「あのような人物を、友達だからと大臣にするような麻生内閣は先が見えている」と指摘し、麻生首相の任命権者としての資質を問うとともに、発足４日にして既に政権も末期状態にあるとの認識を示した。
そして、鳩山幹事長は、「官僚任せの政治に胡坐をかいてしまっている自民党さんにはもうおやめになったらと申し上げている」として、官僚任せの政治が続いた結果、日本はあまりにもめちゃくちゃになってしまっているとの見方を示し、「国民の役に立つ政治に変えていきたい、それが私たちの考え方だ。変えなあかん」と、官僚主権政権を打破して、国民政権に作り変えようと訴え、そのためにも是非民主党に政権を取らせてほしいと、更なる支持を求めた。
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