民主党は6日、来年1月からの中央省庁再編に合わせてネクスト・キャビネットの「改造」を行った。各大臣の所管区分を新省庁に対応させるのが主な狙い。いったん全ネクスト大臣の辞表を取りまとめた上で、再任する形をとった。新たに仙谷由人企画委員長がネクスト官房副長官になったほかは、全ネクスト大臣が留任した。「外交・安全保障」「環境・農林水産」「社会資本整備」など名称や担当分野で民主党独自の考え方を反映させたものも残した。
また、国会の委員会再編に伴って、委員会に対応していた党の「部会」と、ネクスト大臣に対応していた「部門会議」を、「部門会議」(略称=部会)として一本化した。これに合わせて、副大臣の役割分担も明確にする。
ネクスト大臣の新しい名称は次の通り。(カッコ内は旧呼称)
内閣総理大臣=鳩山由紀夫
官房長官=菅直人
官房副長官=岡田克也 赤松広隆 仙谷由人
総務ネクスト大臣(地方分権・政治・行政改革)=玄葉光一郎
法務ネクスト大臣(司法)=小川敏夫
外交・安全保障ネクスト大臣=伊藤英成
財務金融ネクスト大臣(財政・金融)=峰崎直樹
文部科学ネクスト大臣(教育・科学技術)=山谷えり子
厚生労働ネクスト大臣(雇用・社会保障)=今井澄
環境・農林水産ネクスト大臣=佐藤謙一郎
経済産業ネクスト大臣(消費者・産業)=北橋健治
社会資本整備ネクスト大臣=前原誠司
行政監視ネクスト大臣(決算・行政監視)=上田清司
情報通信ネクスト大臣=大畠章宏
女性・人権・消費者ネクスト大臣(男女共同参画・人権・総務)石毛えい子
◇官房 政策調査会長代理=枝野幸男/参議院政策審議会長・政策調査会筆頭副会長=千葉景子/参議院国会対策委員長=直嶋正行/国会対策委員長代理=小沢鋭仁/政策調査会副会長=島聡、原口一博、長浜博行、内藤正光
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