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2008/10/01
総理としては大変失望した。その資質を問われる感じがした 小沢代表、首相答弁を指摘
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 小沢一郎代表は1日、衆議院本会議での代表質問の印象等を語った。

 小沢代表および民主党への質問が列挙された異例ともいえる麻生首相の所信表明に対し、「間接的には、消費者庁のこと以外は発言した」と述べた。同時に、「総理が質問してこちらが答えるというようなことは(国会では)想定していないこと」との認識を改めて示したうえで、所信表明と代表質問という、国会における従来のシステムがもつ流れに関して、「改めて基本の原則を示して間接的に彼によくわかってもらえるように平易に説明した」と語った。

 また補正予算審議に関して、「予算委員会を開かないのに(審議前に)賛否を聞くというのがばかげた話」との見解を示すとともに、「お互いに審議してお互いの意見を明らかにし、そのうえで国民の審判を仰ぐべきだ」と改めて表明。緊急的に取り込むべき課題について「各党が(予算委員会の)論戦のなかで意見をはっきりと言って、あとは総選挙で国民の審判を問うて、国民の支持を得た政権が国民の支持を背景にして強力な施策を実行していくのが一番いい。国民の支持も得ていないのに、強力な施策を実行したりできないはず」と指摘し、国民の信を問うことから「国民の生活が第一。」の政策が実現するとした。

 これに関連して、選挙期間を政治空白だとする論調がある点については「何もできない内閣がだらだら続く方がよほど空白」と断じ、「われわれは国民の信頼を得た、だからこうやったと言った方がよほどいい」と述べた。

 麻生総理の所信表明の印象を問われたのに対しては、「総理大臣としては大変失望した。幹事長の代表質問にあるように、その資質を疑われるというような感じをもった」と語った。

 麻生首相の集団的自衛権の見直し発言に関する記者団の問いには「自分の信念に基づいて言うこと自体はいいが、日本国憲法の解釈との兼ね合いをどういう論理的なものでそこに到達したのか、その説明が全くなくてただ米国といっしょに行動するからというだけでは日本国憲法の理念からして、解釈からしてお粗末すぎる」と断じた。

 また、自民党の細田幹事長が同日の代表質問で小沢代表について「強引な政治のイメージがある」などと評したことをどう思うかとの問いには「何も感じません」と回答。「人のことを言っているよりも、政権党なのだからいっしょうけんめい国民のためにおやりになれば国民の支持も増えるのではないか。そう小沢が言っていたと伝えてほしい」と、苦言を記者団に託した。

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