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2000/12/12
北朝鮮訪問団が帰国〜率直な意見交換行う
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朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)を8日から訪れていた民主党訪問団が12日帰国した。メンバーは団長=伊藤英成外交安保ネクスト大臣、事務局長=大畠章宏情報通信ネクスト大臣、団員=海江田万里、生方幸夫、近藤昭一各衆院議員、齋藤勁参院議員、随行スタッフ2名の計8名。

 一行は北京経由で9日平壌に入り、宋浩京(ソン・ホギョン)朝鮮労働党中央委員会国際部副部長らと2回にわたって会談した。会談は終始友好的な雰囲気で行われ、日朝関係や南北関係について率直な意見交換が行われた。北朝鮮側からは日本国内の政治状況や民主党の戦略について強い関心が示され、また、日朝間の諸問題については、謝罪と補償という過去の清算問題が話題になった。

 宋副部長は会談の中で、森首相のいわゆる「第三国発見方式」発言について、「イギリスの首相にこのような話をしたことは、我々に対する敵対的な発言とも受け止めている。ヨーロッパ諸国が我々との関係改善の動きを見せると、それを妨害しようとするたくらみが現れている」と強く非難した。

 一行は会談の合間に、平壌市内の地下鉄に乗ったり、百貨店を訪れるなど、国民の生活ぶりを視察したほか、11日には韓国との国境にある板門店や、南浦市郊外の万景台共同農場も訪れ、農場管理委員会の役員と意見交換した。

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