藤井裕久最高顧問は12日、大阪府堺市と大阪市住吉区を訪問し、森山浩行・大阪府第16区総支部長、中島正純・大阪府第3区総支部長らとともに、街頭から政権交代の必要性を訴えた。
堺市で開催された大阪16区総支部の街頭演説会では、地元の尾立源幸参議院議員が最初にマイクを握り、「総選挙のマニフェストでは、税金の使い方を変え、一般会計・特別会計が212兆円の1割を優先配分することを宣言し、民主党が提案している政策を実現するための財源を確保する」と民主党政権の行程表を説明し、財源が不明確という与党の見解を厳しく批判した。
森山・16区総支部長は、テレビ記者・市議・府議時代に目の当たりにした行政による情報隠しや中央集権体制のムダを指摘し、「民主党が政権を獲得して初めて、自民党のしがらみと惰性の政治をやめ、政府の大掃除を進めることができる。自由都市・堺を元気にするには、政権交代による地域主権の確立と情報公開しかない」と政権交代の必要性を訴えた。
藤井顧問は「52年間ひとつの単独政権が続いている国は、日本以外には共産国しかない。民主主義の母国イギリスには『絶対権力は絶対腐敗する』という格言があり、二大政党で政権交代している。自民党権力の政策はすでに腐敗してしまっており、単独で政権を維持できない。民主党は4回の国政選挙で比例区で3回第1党になっている。二大政党にしなければ政治が死んでしまうという有権者の期待を謙虚に受けとめ、民主党はその責任を果たさなければならない」と政権交代の必要性を指摘した。
また逆転参議院の結果、隠されていた公益法人への天下りの実態が明らかになったとして「4700法人に2万7千人が天下り、消費税5%分の12兆6千億円が、随意契約や補助金いう形の持参金として支出されている。このムダ使いをとめれば、2万6千円の子ども手当ても高速道路無料化などの民主党の政策は実現できる。調整可能な歳出200兆から1割のムダ削減は可能だ」として、ムダ使いに手をつけず消費税増税を狙う自民党の財政論を厳しく批判し、民主党と森山総支部長への支援を訴えた。
大阪市住吉区で行われた第3区総支部の街頭演説会で藤井顧問は、霞ヶ関ともたれあい、政策を丸投げする自民党の政権運営の結果、後期高齢者医療や消えた年金問題を生み出したと批判し「自民党はいまだに官僚のムダ使いはないと言い、消費税増税を狙っている。生まれたときから恵まれた人間に人の痛みが分かるのか。2世3世ばかりが政権をになう自民党に世の中の仕組みがわかるはずがない。世襲体質の自民党に政権を任すことはもうできない」と政権交代の必要性を訴えた。
中島正純・3区総支部長は、「教育や防犯活動を通じて、子どもたちの安全を守ってきた経験を生かして、すべての人の生活、安心できる暮らしや地域を守りたい。みなさんと一緒に政治を変えて生きたい」と決意を語った
堺市の演説会には、堺市選出の関守大阪府議、堺市市議会の小郷一・大毛十一郎・増栄陽子・水谷一雄・池尻秀樹・西哲史議員、住吉区の演説会には、大阪市議会の神原昭二・小林道弘議員が参加し、司会やチラシ配布など活動を応援した。
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