トップ > ニュース
ニュース
ニュース
2008/10/15
官僚政治を打破し、皆さんの手で政治を変えよう 幹事長、松崎・千葉8区総支部長
記事を印刷する





 鳩山由紀夫幹事長は15日昼、JR柏駅前で、松崎きみあき・千葉県第8区総支部長と街頭演説を行い、ふたりを取り囲むように集まった聴衆に対し、官僚政治を打破し、皆さんの手で政治を変えようと訴えた。

 松崎総支部長は耳を傾けてくれた聴衆の皆さんに対し、「こんなにも政治に関心をもっていただけるのはなぜか」と問いかけ、現在の日本の政治や将来への不安、そして子どもたちの未来はどうなっていくのかという不安が、そうさせているのではないかと分析した。

 そのうえで、役人が自分たちのための政治を行う、官僚中心の政治が続いてきたなか、膨らんでしまった国の借金は800兆円にも上ると指摘するとともに、毎年2万6000人もの中央官僚が天下りする先は4700もにのぼり、そこには12兆6000億円もの税金が注ぎ込まれている事実を明らかにした。

 「赤ちゃんからお年寄りまでの消費税の総額が12兆5000億円。つまり消費税総額より多い額が天下り先へと流れていくわけだ」と分析した松崎総支部長は、あきれるばかりの「官僚のための政治」が繰り返される現状に怒りをあらわにした。

 同時に、国の借金が膨らむ中、財源不足を解消するために官僚が考え出したのが医療費も介護費も減らしてしまおうとするものだと松崎総支部長は指摘し、「5年間、2200億円という膨大な金額の社会保障費を毎年減らすというもだ」と説明した。

 また、医療費削減を行ってきた結果、「少子化対策として子どもを生んでほしいと言いながら産婦人科医がいない、子どもを生んでも小児科医が不足しているという事態に陥っている」と松崎総支部長は語り、これが自公政権が行ってきた政治の結果だと厳しい口調で指摘した。

 「私たち民主党が目指すのは、こうした中央の官僚システムを壊し、地方に権限や財源を移して、地方が自主的に税金の使い道を決めていく政治だ」と松崎総支部長は語り、それによって「国民が生活が第一」とする政治を実現させていくと表明した。

 続いてマイクを握った鳩山幹事長は、安倍、福田首相と2代続けての政権放り出しにふれ、「信念と理念がある人だけが大臣に、総理になるべきだ」と見解を示し、自公政治の担い手たちは、「大臣になりたい」「総理になってみたい」という願い以上のビジョンはなく、今回の2代続けての政権放り出しにおいてもそれによって日本の国益がどれだけ失われたかに思いを及ぼすことさえもできないでいるのが現状だと断じた。

 その象徴的なできごとのひとつに拉致問題があり、日本に事前相談なしに断行された米国による北朝鮮のテロ支援国家指定解除の問題があると鳩山幹事長は指摘した。「アメリカのブッシュ大統領にすれば、自分の任期中に小泉首相から数えて5人目の総理大臣が就任した日本に信頼などおけるはずがない」と断じ、失われてしまった日本の信頼と国益を取り戻すためにも、政権交代しかないと聴衆に訴え、民主党への更なる支援を求めると大きな賛同の拍手と「頼むぞ」の声が飛んだ。

 なお、街頭演説には平野貞夫元参議院議員も応援に駆けつけ、政権交代実現へ向けて民主党にエールを送った。

記事を印刷する
▲このページのトップへ
Copyright(C)2024 The Democratic Party of Japan. All Rights reserved.