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2008/10/16
【参院予算委】消された年金、消えた年金問題追及 蓮舫議員
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 蓮舫ネクスト厚生労働副大臣は16日午後、締めくくり質疑が行われた参院予算委員会で質問に立ち、消された年金、消えた年金の問題を追及、政府に調査対象を広げて実態把握するよう求めた。

 蓮舫議員は、冒頭、消えた年金、消された年金問題の解決時期、自分の内閣で解決する自信があるかどうかを麻生首相に質した。首相は、「今の段階で1年以内という自信はない。手間と暇をかける」と答えた。

 次に、蓮舫議員は、報酬標準月額の金額だけでなく、期間、資格喪失日の改ざんについて、改ざんされた場合、無年金者になってしまう被害者がいるとして、現在厚生労働省で行っている調査、年金受給者2万人の訪問調査だけでなく、調査対象を広げ、総数を明らかによう求めた。舛添厚生労働大臣、麻生首相も、調査するとはしたが、優先順位は変えないとした。

 また、オンライン化以前の記録で改ざんされた記録はどの程度かと質した。鳩山総務大臣は、改ざんされた記録66件のうち、50件と答え、また、加入期間の改ざんは24件と答えた。

 蓮舫議員は、舛添大臣が、オンライン以前には改ざんはないと10月3日の会見で発言したことを追及。舛添大臣は、「表現がまずかった。撤回する」と答えた。

 消えた年金、誰のものか分からない年金記録に関して、確認はがき送付業務について、住所が都道府県だけのものがあることを指摘、特別便も届いていない可能性があるとして、戻ってきたはがきの総数を質した。社会保険庁長官は「こうしたケースがあることを昨日知った。把握していない」と答えた。

 蓮舫議員は、舛添大臣に調査するよう求めた。大臣は、「調査する」と答えた。

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