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2008/10/17
【衆院テロ特委】防衛省の隠ぺい体質を追及 渡辺議員
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 渡辺周議員は、衆院テロ対策特別委員会で17日午後質問に立ち、広島・江田島市の海上自衛隊第1術科学校で、男性隊員が15人を相手に格闘訓練を行い、死亡した事件を取り上げ、防衛省の隠ぺい体質を問題にした。

 まず、渡辺議員は、いつ知ったのか、どう思うかを質した。浜田防衛相は、「報告が遅れたのは極めて遺憾。理由をはっきりさせたい」と答え、麻生首相は、「訓練に問題がなかったか、全容の解明がないと答弁は難しい。悲劇であり、損失でもある」と答えた。

 渡辺議員は、「すぐに上層部になぜ伝わらないのか」と詰問し、調査結果を国会に報告するよう求めた。

 次にアフガニスタンの情勢について、なぜ治安が回復しないのかを質した。首相は、「答えがないところが難しい」としたうえで、テロの根源である貧困への対処、治安と経済を考える必要があるとした。

 渡辺議員は、思想に基づくテロと、民間人誤爆などによる恨みによる自爆テロと分けて考えるべきと認識を示し、日本は武装解除などで貢献できるのではないかと質した。首相は「私もそう思う」と同意した。

 また、アフガニスタンの国軍支援の要請がきているのではないかと質した。首相はきていないと答え、河村官房長官も非公式にもきていないと答えた。また、中曽根外相も「来てもODA大綱によりできない」と答えた。

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