鳩山由紀夫幹事長は17日、愛媛県を訪れ、ながえ孝子・愛媛県第1区総支部長とともに、地方のことは地方で決める、「国民の生活が第一」とする地域主権の政治を政権交代によって実現しようと訴えた。
冒頭、マイクを握った友近聡朗参院議員は、「二代続けて政府・与党による総理の投げ出しが行われたが、私たちは生活を投げ出すことはできない」と語り、一つの政権与党による政治が長年にわたって続いてきたウミや歪みが現れていると断じた。それがまさに、 「消えた年金」「消された年金」「汚染米の問題」など、さまざまな不祥事であるとの認識を示した。
ながえ総支部長は「50年もの間一つの政党が権力を握り続けることによってできたしまった、政官の癒着を断ち切らなければならない」と力説し、政権交代を果たすことで、行政の大掃除をさせて欲しいとして、聴衆に民主党への支持を求めた。
また、アナウンサーとして18年間、取材などを通じて様々な地方の方々の声を聞かせて頂いてきたと、これまでの経験を振り返り、「これからは地方のことは地方でできる、『地方主権』の政治を作りたい、新しい国の形を作りたい」と語り、政権交代を目指し、新しい風をこの愛媛から皆様と一緒に吹かせたいと訴えた。
鳩山幹事長は、政府・与党は、自分たちの手に権力をおさめるためのポスト争いをする一方で、肝心の政策は官僚に丸投げしているだけだと指弾。そのうえで、「霞ヶ関の官僚には皆様の悲鳴や痛みを訴える声が届いていない。私たちは皆様との対話を通じて、その声を政策に生かす。それが政治家の役割だ」と語った。
同時に「今の政治は『命より道路を大事にする政治』だが、民主党は『命を大事にする政治』を実現のために全力を尽くす」と訴え、その実現に向け、民主党に力を貸してほしいと聴衆に呼びかけた。
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